学校給食週間
- 公開日
- 2009/01/22
- 更新日
- 2009/01/22
給食委員会
学校給食は、明治22年、現在の山形県鶴岡市の忠愛小学校で始まりました。家が貧しくお弁当を持ってこられない子どもたちに昼食をとらせたことから始まりました。おにぎり・漬物・塩ざけといった簡単なメニューでしたが、子どもたちにとって給食はとてもよいことだと認められ、全国に広まっていきました。
しかし、昭和16年ごろから戦争が激しくなり、食べ物が不足してしまい、給食ができなくなってしまいました。やがて終戦を迎えましたが、病気や栄養失調の子どもが多くなっていました。そんな子どもたちを助けようと、昭和21年12月24日に脱脂粉乳・缶詰などが世界の国々から送られてきました。これらの食料を利用して給食が復活しました。このような経緯から、12月24日を「学校給食記念日」と定められましたが、すぐに冬休みを迎えてしまうため、1ヵ月後の1月24日からの1週間を「学校給食週間」となりました。
一宮市の学校給食は、昭和21年4月に材料持参の味噌汁給食で始まりました。給食が始まってすでに62年となり、意味合いもずいぶん変わってきました。飽食ゆえの栄養失調も起こってきています。
昔の食事は魚や豆を中心として野菜や芋がバランスよく取り入れられていました。昔の食事の良いところを、今一度見直してみるのも良いかもしれません。