学校日記

11月30日 「違うけれど一緒のなかま」人権集会校長講話より

公開日
2020/11/30
更新日
2020/11/30

校長室

 人権集会で、次のような話をしました。
 鳥と聞くと、空を飛びまわる鳥を思い浮かべるが、なかには飛べない鳥もいる。
 ダチョウは飛べないかわりに、道路を走る車と同じくらいの速さで30分ぐらい続けて走ることができる。ペンギンは飛べないかわりに、海の中を自由自在に泳ぐことができる。ニュージーランドにキウィという鳥がいる。ちょうどフルーツのキウィに足と細長い口ばしを付けたような姿をしており、翼がないので飛ぶことはできない。しかし、鼻が発達しており、臭いを嗅ぐ力では、他の鳥たちに負けない。
 こうしてみると、鳥といってもそれぞれの特徴はみな違い、飛べない鳥も別のとりえを持っている。そして、みんな同じ鳥のなかまである。
 私たち人間も同じである。学級の友だちの中にもさまざまな人がいる。絵を描くのが上手な人、走るのが速い人、いつも手を挙げて発表できる人、給食を残さず食べる人、病気にかからず休まずに学校に来る人…。それぞれに違ったよさを持っており、同じクラスの友達である。「みんな違うけれど、みんな一緒のなかま」である。いろいろな人がいて、みんな違っているからこそ、自分にはない考えや知らないことに触れることができ、おもしろいのだと思う。
 12月4日〜10日は人権週間である。この機会に、みんなが自分らしく、楽しく活動できるようにするためには、どのようにしたらよいかを考え、みんなで力を合わせて朝日西小学校を「みんな違うけれど、一緒のなかま」のあたたかい学校にしていってほしい。