学校日記

10月15日 朝礼校長講話「夢は全力で伸ばした手の指先の1ミリ先にある」秋元康

公開日
2018/10/15
更新日
2018/10/15

校長室

 一昨日は、サッカーとミニバスケットボールの小学校選手権大会の応援に行ってきました。残念ながら、結果は1日目で敗退でした。でも、先生はとても誇らしい気持ちで会場を後にしました。
 
 なぜそう思ったかを話したいと思います。

 ミニバスケットボールの試合では、ピンチピンチの連続でした。点差もどんどん開いていきます。ところが、朝西ミニバスケットボール部のみなさんは、下を向かずに「何とかシュートを」「何とか1点を」とあきらめずに戦い続けました。戦い終えてのあいさつも、どのチームより駆け足でよいあいさつで終えることができました。他校の先生からも「『さわやか賞』をあげたいくらい、気持ちのよいあいさつができるチームですね。よくがんばっていましたね。」と褒めていただきました。

 サッカー部もよくがんばりました。サッカー部は、1回戦を勝ち抜き、2回戦まで駒を進めました。一つのボールをチーム全員でつなぐことができました。

 両方の試合とも、多くの家族の方々や、多くの先生方が応援に駆けつけてくださいました。中には、ミニバスケットボール部の試合には、男子も応援に駆けつけてくれました。朝西一体となって、チームを応援しました。みなさん、自分達、最後まで仲間とともにあきらめずに頑張れたことを自信にし、そして、何より感謝の気持ちを大切にしてほしいと思います。

 これは、何の写真か分かりますか?
 現在、バレーボールの世界選手権大会が名古屋で行われています。先日、観戦に行きました。試合を見ていて、ふとラインズマンに目が留まりました。よく見ると、先生のかつてのバレー部の教え子でした。現在32歳。K・R君と言います。彼は、地元の高校、大学に通い、やがて高校の教師を目指します。教員採用試験を受けるのですが、何回も失敗します。採用試験に4回失敗したころでしょうか、相談に乗ったこともあります。「先生、親も『あきらめろ』と言うんですが、どうしたもんでしょうか?」と。「来年は合格できるかもしれないだろう。自分が納得できるまでやってみたらどうだ。」とアドバイスしました。そして、ようやく7回目の挑戦で見事合格し、今は三河地方の体育の高校の先生になってバレー部を教えています。
 これは、昨年行われた春の高校バレー愛知県大会の女子決勝戦の記録用紙です。ここに、「主審 K・R」とあります。K・R君は、県大会の決勝戦の主審をすることを任されていたのです。先生も試合を観に行きましたが、緊張の中、立派に主審の務めを果たしていました。
 そして、今回世界バレーの名古屋大会で、真の世界一を決める大会で、ラインズマンの務めを見事に果たしていたのです。

「夢は全力で伸ばした手の指先の1ミリ先にある」

 見えないけれど、今の努力のほんの少し先に、幸せや成功が待っているかもしれません。学習発表会、こんな発表をしたい、こんな頑張りを家族に見てもらいたい。勉強、スラスラ本読みできるようになりたい、掛け算を完璧にしたい、玉結びを完璧にできるようにしたい・・・。
 あなたが目標に向けてあきらめずにがんばったその先に、きっといいことが待っていると思います。
 
 「命を大切に、命を輝かせて」ともにがんばりましょう。