1.7 諦めない
- 公開日
- 2015/01/07
- 更新日
- 2015/01/07
校長室
【3学期の始業式で児童へのお話より】
冬休みが終わり、3学期がスタートしました。3学期は、本年度のまとめと次の学年への準備です。6年生は、残り3か月で卒業して、中学生になるわけです。そして、他の学年は、学年がそれぞれ1つ上がります。自覚と自信を持ってそれぞれ進級してほしいと思います。そのためには、当たり前のことが当たり前にできる。「笑顔であいさつ」「服装を整える」「約束や時間を守る」「落ち着いて学習や生活をする」などできるようにしたいです。
さて、昨年度も話をしましたが、今年も正月に行われた大学の箱根駅伝について話をします。それは、ある選手が最後まで諦めずに走りきり、襷をつないだことです。この箱根駅伝は、東京都の大手町から神奈川県の箱根までの往復を10人の選手たちが、襷(たすき)を2日間でつないでいきます。今年は、青山学院大学が初の総合優勝をしましたが、総合2位の駒澤大学の感動を紹介します。
その選手はトップで襷を受け、箱根の山を走る5区を担当しました。途中、低体温でふらふらで体が動かなくなり、倒れては起き上がり走り続け、結局最後まで走りきり、襷をつなげました。結果は4位でした。しかし、2日目6区から10区までの選手が力を結集し、総合2位まで順位を上げました。優勝はできませんでしたが、他の選手たちは5区の選手のアクシデントを原因とせず、自分たちの反省とし、次への目標を持ったのです。逆にふらふらになりながらも、襷をつないだ選手を褒めたたえました。
私は、優勝した青山学院大学もすばらしかったと思いますが、駒澤大学5区の選手の最後まで諦めることなく、走り抜いたことに感動しました。最後まで諦めず、達成できた時の喜びはこの上ないものがあります。しかし、達成できなかったときも、悔しさが次へのステップになります。どちらも、諦めずに取り組むことが大切ではないでしょうか。
皆さんも、昨年丹小RUNラン大会を経験しました。どの児童も歯を食いしばり、最後まで諦めずに走りきることができました。このことを、今後の自信にしていきたいです。
今年も、勉強を含め、いろいろな面で最後まで諦めないことを意識して、スタートしてください。また、3学期も笑顔で元気よく心をこめて活動し、いじめは絶対せず、みんなで仲よく生活しましょう。
皆さんの益々の成長を楽しみにして挨拶とします。