12.1(月) 生命の重みと大切さ
- 公開日
- 2014/12/01
- 更新日
- 2014/12/01
校長室
今日は、人権について子どもたちに話をしました。内容は以下の通りです。
今日は、人権についてみんなで考えたいと思います。
人権とは何でしょう。調べると「すべて人間は、生まれながらにして自由であり、平等である。人間が人間らしく生きていくために必要な、基本的な自由と権利。」と書いてありました。
昨年、「言葉の重みを考え、思いやりの心を大切にしてほしい」と話しました。みなさんは毎日の生活の中で、友達を大切にして、仲よく生活できるように心がけていますか。
今週は、特に人権についてみんなで考え、安心して楽しい学校生活を送ることができるようにしてほしいと思います。また、各学級においても担任の先生と一緒に考えてほしいと思います。
さて、今日は「食べることと生きること」について話をします。
みなさんは、どんな食べ物が好きですか。好き嫌いはありませんか。
ところで、みなさんは食べる前に「いただきます」、食べた後には「ごちそうさまでした」といいますが、「何を」いただいて、「何を」ごちそうさまといっているのかわかりますか。この「いただきます」、「ごちそうさまでした」の前にある言葉がはいりますが、どんな言葉が入ると思いますか。それは、「いのち(生命)」という言葉が入ると思います。「生命をいただきます」、「生命をごちそうさまでした」というわけです。
では、どうしてでしょう。みなさんが主食として食べているごはんは、農家の人が田んぼで大切に育てた稲からできています。お米の一粒一粒に生命があり、呼吸をしていたのです。野菜や果物も同じです。では、肉はどうでしょう。牛も生命があったのです。また、豚や魚も同じです。
私たち人間は、ついこの間まで呼吸していた別の生命をいただかなければ、生きていけないのです。私たちが毎日食べているものは、ものではなく、たった一つしかないかけがえのない私たちと同じ生命なのです。
ですから、私たちが食事をするとき、作っていただいた方に感謝するのはもちろんのことですが、たくさんの生命をいただいていることを絶対忘れてはいけないのです。
そんなかけがえのない生命をいただいているので、まず、自分の生命を大切にしてほしいのです。そして、自分の生命と同じように、友だちや周りの人の生命も大切にしてほしいと思います。
心をこめて相手を思いやり、仲良く勉強や生活することができる人に、ぜひなってほしいと思います。今日は、生命の重みと大切さについてお話をしました。
これからも、笑顔・元気・心をこめてを合言葉に、みんな仲良く、いじめのない学校生活を送っていきましょう。
以上の話をしましたが、ご家庭におかれましても、人権についてお子さんと考え、お話していただけると幸いです。