1月9日(火) 3学期始業式 〜校長室より〜
- 公開日
- 2024/01/09
- 更新日
- 2024/01/09
校長室より
本日、オンラインで3学期始業式を行いました。浅井中生が元気に登校して3学期のスタートが切れることをとてもうれしく思っています。しかしながら、今年の年明け早々には能登半島地震という大変な災害が起きました。震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に合われた方々に心よりお見舞い申し上げたいと思います。また今回の地震で、あらためて地震はいつ起こるかわからないということ、日頃から地震などの災害に対する備えをしっかりしておくことが大切だということを痛感しました。ぜひご家庭でも、避難場所の確認や家庭での防災対策について話し合う時間を作っていただきたいと思います。
以下に式辞の一部を抜粋して掲載いたします。
2学期の終業式では、冬休みを前に2つのことを話しました。「命を大切にし、健康で過ごそう」と「2024年の目標を立てて、自分のペースで前進し始めよう」です。冬休み中に大きな事故などはなく、皆さんが元気で冬休みを過ごせたことは、何よりもよかったと思います。今後も感染症などの病気や交通事故に気を付け、自分の命、そして周りの人の命を大切にしていってください。
「2024年の目標」については様々あると思いますが、大事なことは、その目標を達成するために具体的に何をしたらよいかをよく考え、自分に合った計画で、最後まであきらめないで、自分のペースで努力することです。頑張ってください。
話は変わって、今日は昨年と同様に「干支」のお話をします。
2024年は十二支でいうと「辰」年です。ちなみに、先生は辰年生まれで、今年は年男です。皆さんもよく知っている「子、牛、寅、卯、辰、巳、午、未、申、 酉、戌、亥」の十二支というのは、月を象徴とした生命の循環を表しているそうです。
これともう一つ、古代中国の暦法で順序や番号を表す「十干(じっかん)」というものがあります。それは、「甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、 辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)」で、これは太陽を象徴とした生命の循環を表しているそうです。
この「十干」と「十二支」を組み合わせ60に分類した「十干十二支」のことを「干支」というそうです。これが一周すると「還暦」となります。ちなみに、先生は今年、その還暦にあたります。
この十干十二支によって、天体や年月日、時間の動きを表すだけでなく、産まれた年月日や時間によって、十干十二支がその人の人格や人生をも決定するという考え方が中国に古くからありました。その流れをくんで日本でもその考え方が広く信じられてきたそうです。
この十干十二支でいくと、今年2024年は「甲・辰(きのえ・たつ)」となります「甲」は十干の一番初めに位置していて、生命や物事の始まりを意味する一方で、硬い殻にこもってまだ発芽しない状態も同時に表しています。また十二支の「辰」は想像上の生き物“龍(竜)”のことを指していて、「力強さ」や「成功」を象徴していることから、新たな始まりやチャンスの兆しと考えることができます。ですので、この2つが合わさった「甲・辰」は、成功につながるための努力が種子の内側でどんどん育っていくような年だとされています。こつこつ努力を積み重ねることができれば、きっと大きな成果が期待できる年だそうです。2024年は、皆さんが地道に努力して、ますます成長していく年となることを願っています。
そして、大きく成長していくためには、今日からの3学期がとても大事になります。なぜなら、1年のまとめの学期であるとともに次への準備の学期でもあるからです。3学期はとても短い学期ですので、時間を大切にしながら、生活面、学習面でのまとめと、4月からの新しいステージに向けて準備をしっかりと行っていってください。
特に3年生については、卒業式まで2か月を切りました。進路に向けて不安なこともあると思いますが、焦らずに今できることに落ち着いて取り組むことが大事です。心も体も健康的に過ごし、みんなで励まし合って、支え合って、それぞれの夢の実現に向けてがんばってほしいと思います。先生たちも皆さんをしっかりサポートし、応援していきます。ともにがんばりましょう!