学校生活

1月31日(火) 全校集会 〜あいさつ強化週間〜

公開日
2023/01/31
更新日
2023/01/31

校長室より

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 このところ大変寒い日が続いていますが、皆さんの体調は大丈夫でしょうか。特に3年生は入試を控えている人も多いので、体調管理をしっかりとして入試に臨めるようにしてほしいと思います。
 さて、今週は「あいさつ強化週間」ということで、今日も寒い中、生徒会や議員、ボランティアの皆さんが昇降口前で頑張ってあいさつ運動を行ってくれていました。ありがとうございます。
 朝の全校集会では、挨拶についてのお話をしましたので、以下に掲載いたします。

 皆さんは、なぜ挨拶が大事だと思いますか?いろいろな意見があると思いますが、理由の一つは、「挨拶は、人と人との出会いで一番最初にするコミュニケーションだから」とよく言われます。挨拶によってその後のコミュニケーションもスムーズになりますね。また、別の理由の一つは、「挨拶は、相手を大切に思う心の表れだから」と言われています。
 皆さんも聞いたことがあると思いますが、芸能人や放送関係者は、昼でも夜でも、その日に初めて会う人には、「おはようございます」とあいさつをします。どうしてだと思いますか?
 あいさつには、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」などがありますが、「おはよう」だけには、相手を大切に思う意味の「ございます」が付きます。そこで芸能界では、相手を大切にするという思いをこめて「おはようございます」を、朝、昼、夜いつも使うようになったと言われています。
 では、どうして「おはよう」だけに「ございます」を付けるようになったのかというと、それは「歌舞伎」から来ていると言われています。
 「歌舞伎」は、400年位前から始まった日本の伝統的なお芝居で、とても派手な衣装とお化粧が特徴です。テレビなどで一度くらいは見たことがあると思います。その歌舞伎の役者さんたちは、派手な衣装やお化粧の準備に時間がかかるので、かなり早めに劇場に入っていたそうです。その際に、劇場の「楽屋番」と呼ばれる裏方さんが、この役者さんたちに対して、いつも、「お早ようございますね。」と声を掛けていました。これは『出番までまだ時間があるのに、お早いお着きでございますね。ご苦労様でございます。』という意味です。ですから、元々この言葉には「あいさつ」というよりも、むしろ「気遣い」の気持ちが含まれていました。そして、この「お早ようございますね。」が、いつしか「おはようございます」に変化したとも言われています。
 また、ある有名な会社の社長さんは、次のように言っています。
 『社員が、「おはようございます」と挨拶できない会社は、絶対に収益が上がりません。挨拶が出来ていないのに収益が上がっている会社があったら教えてほしい。』と。
 つまり、あいさつは、大人になっても非常に大切であるということです。
 皆さんも、これからは、相手のことを大切に思いながら、さわやかな挨拶ができるといいですね。