学校日記

3月19日 6年生修了式 式辞(「校長室」より)

公開日
2019/03/19
更新日
2019/03/19

校長室

 今日は、いのちについてのお話をします。

 先生の家族のことを少し紹介したいと思います。先生は父と母から生まれてきました。父も母も山梨県の河口湖というところが出身です。父方の祖父は反物という服地を売る商売をしていました。91歳まで生きました。祖母も、行商といって、服地を背負って日本全国売りに出かけていました。母方の祖父は、学校の先生でした。校長先生が先生になろうと思ったのも祖父の影響があったからかもしれません。祖母は、祖父の畑の野菜を作って売る仕事をしていました。先生が小学生のころの夏休みは、祖父母がいる河口湖で一緒に生活したものです。

(家系図を示しながらどんどん聞いていく。)

 お父さんとお母さんで2人。おじいさんとおばあさんで4人。ひいおじいさんとひいおばあさんで8人。ひいひいおじいさんとひいひいおばあさんが16人。その下は、(数えていって)32人、その下は・・・・64人。みんな合わせると128人になります。
10代前までさかのぼると、1024人の祖先がいます。
そして、20代前までさかのぼると、何人の先祖がいると思いますか?なんと、1048576人いるんです。
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 先生はこのひいひいひい・・・おばあさんをしりません。でも、この方がいなかったらどうなるでしょう。この人は生れてきませんね。先生もうまれていません。みんなとこうしてあうこともなかったでしよう。すごいことだと思いませんか?

(「奇跡だ。」「本当だ。」のつぶやき)
 
 では、先生のこの先の話をします。
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 先生には子どもがいます。先生がいなかったら、その子もうまれてこれませんでした。あなたも同じです。だから、あなたは大切なんです。自分の命は、自分だけのものではない、今まで何十年、何百年、何千年という年月の中で、今まで何十人、何百人、何千人、何万人、何百万人という人の命を受け継いでいるんです。そして、あなたの命は、これから未来へと続いていく命の源なんです。
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 最後に、一つの詩を紹介します。

  父と母で二人
  父と母の両親で四人
  そのまた両親で八人
  こうしてかぞえていくと
  十代前で一〇二四人
  二十代前では なんと 百万人を
  越すんです
  過去無量のいのちのバトンをうけついで
  いまここに自分の番を 生きている
  それが あなたのいのちです
  それが わたしの
  いのちです


 題名は、何だと思いますか?
 題名は、「自分の番」命のバトン といいます。


 「命を大切に 命を輝かせて」生きていってください。

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 明日は、あなたが、一人一人が主役・主人公です。主役らしく堂々した態度で卒業式に臨んでください。期待しています。

 以上で、6年生修了式 式辞とします。