1.7 夢をもつ!(始業式にて)
- 公開日
- 2016/01/07
- 更新日
- 2016/01/08
校長室
今日、子どもたちが笑顔で元気よく登校できたので、安心しました。始業式に子どもたちに話した内容を載せました。
3学期がスタートしました。3学期は、まとめと次の学年への準備です。6年生は、残り3ヶ月で卒業して、中学生になります。そして、他の学年は、学年が1つ上がります。自覚をして進学・進級してほしいと思います。そのためには、当たり前のことが当たり前にできる。例えば「あいさつができる」「時間を守る」「落ち着いて学習や生活をする」などです。できるよう努力してほしいと思います。
さて、今日は夢をもつことの大切さについてお話をします。
今年もお正月に箱根駅伝が行われました。この箱根駅伝は、東京都の大手町から神奈川県の箱根までの往復を10人の選手たちが、襷を2日間でつないで走り、毎年、多くの感動を与えてくれます。その中で、先生が感動した話を紹介します。
それは、ある一人の選手が箱根駅伝にあこがれ、会社を辞めて23歳で大学に入学し、夢に向かって努力したことです。
この選手は、高校を卒業して、地元の会社に入社しました。平日は工場で働き、夕方から地道に走るという毎日を送っていました。家庭の事情で就職しましたが、高校の時から箱根駅伝を走りたいという夢がありました。高校の後輩が大学に進学し、箱根駅伝で活躍する姿を見て、その思いは強くなり、5年目で会社を辞め、大学に進学する決意をしました。大学入試は、箱根駅伝を走りたい、将来は体育の先生になりたいという夢と熱意が認められ、無事合格しました。そして、働いていた時に、コツコツ貯めたお金で学費を払い、親から経済的な援助を受けることなく夢に向かって大学生活をスタートしたのです。しかし、現実は厳しく、けがをしてしまい、1年目から箱根駅伝を走るつもりでしたが、故障が長引き、治った後も調子は上がらず、一度も出場しないまま最後の学年を迎えても、夢を叶えるために努力したのです。
最後まで夢を追い続け、達成できた時の喜びは、この上ないものがあります。しかし、達成できなかったとしても、悔しさが次へのステップになります。どちらも、夢をもち、諦めずに取り組むことが大切ではないでしょうか。
みなさんも、勉強を含め、いろいろな面で夢をもち、努力しましょう。やればできます。そうしたことを意識して、3学期をスタートしてください。また、いじめは絶対ダメです。みんな笑顔で元気よく心をこめて活動して、仲よく生活しましょう。みなさんの益々の成長を楽しみにしています。
子どもたちは、最後まで真剣に話を聞き立派でした。