学校日記

12.22 何でもない当たり前のことを毎日続けよう!

公開日
2015/12/22
更新日
2015/12/22

校長室

 今日、2学期の終業式を行いました。終業式に子どもたちに話したことを載せました。
 9月の始業式に皆さんに、2学期のめあてとして「目標」と「あいさつ」について話をしました。「目標は与えられたものでなく、自分の力に合わせて無理のないように自分で立てましょう。すぐに効果は出ませんが、地道に続けることで達成できます。始めから諦めるのでなく、まずやってみましょう。できなくても、何度もチャレンジしましょう。」そして、「あいさつは相手からでなく、自分から進んでしましょう。自分からすることで笑顔も生まれます。」という話をしました。2学期を振り返り、どれくらいできたでしょうか。
 2学期には、いろいろな行事がありました。みんなで楽しく過ごした校外学習・修学旅行、力を合わせて取り組んだ学習発表会、最後まで諦めずに走り切ったRUNラン大会など、どの行事も「笑顔・元気・心をこめて」活動でき、みなさんの心の成長を感じ、うれしく思いました。
 さて、今日は皆さんに「凡事徹底」についてお話をします。「凡事徹底」とは、「何でもない当たり前のことを徹底的にやり続ける。」という意味です。
 プロ野球選手として現在もアメリカで活躍しているイチロー選手の名言の一つに、「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただひとつの道」というものがあります。この言葉は「凡事徹底」を意味した言葉で、イチロー選手を成功へ導いたと思います。イチロー選手が、日々の練習を特別なことをするのではなく、基礎・基本の練習やキャッチボール・素振りなどの「小さいこと」をひたすら徹底して行ったことが実り、その結果としてメジャーリーグで活躍するほどの最高の所にたどり着くことができたのではないのでしょうか。
 イチロー選手は高校時代の3年間、1日10分寝る前に必ず素振りをしたそうです。そして、それを1年365日、毎日3年間続けたそうです。たった10分の素振りは、野球選手にとっては何でもない当たり前のことですが、それを3年間徹底して行ったということが、後の大きな結果につながったのです。
 特別なことをやるわけではありません。どんなことでもよいのです。目標を持って小さなことを毎日続けることです。できた時の喜びは、自分を高めて次への自信につながります。たとえうまくいかなかったとしても、やり続けた自信はきっと心に残ると思います。また、そうした努力は、必ず次に生かすことができます。小さなことをこつこつ地道に取り組むことで、少しずつ力はついてきます。スポーツでも勉強でも同じだと思います。今後の生活に、「凡事徹底」を意識して生活しましょう。
 今日、担任の先生から「あゆみ」をいただきました。担任の先生に書いていただいた言葉を、しっかり心に受け止め、今後にぜひ生かしてください。
 最後に、明日から冬休みを迎えます。いじめは絶対いけません。自分や周りの人の命を大切にしてください。皆さんの健康と安全を願っています。よい年を迎えてください。
 以上の話をしました。子どもたちは最後まで姿勢を正して話が聞け、すばらしいと感じました。

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