学校生活

10月23日(金)<校長室より>1週間、お疲れ様でした

公開日
2026/10/23
更新日
2026/10/23

校長室より

 味には「五味」と呼ばれる5つの基本(甘味・うま味・塩味・酸味・苦味)があります。調べてみると、それぞれの味を感じるとき、脳には次のようなシグナルが送られているそうです。

  • 甘味(エネルギーのサイン):糖質を示す。脳の報酬系を強力に刺激するため、誰もが直感的に「おいしい」と感じやすい。

  • うま味(タンパク質のサイン):身体を作るタンパク質の存在を教え、食欲を満たして持続的な満足感をもたらす。

  • 塩味(ミネラルのサイン):生命維持に不可欠な成分。適度な濃度(体液に近い0.9%前後)では、本能的に「おいしい」と感じる。

  • 酸味(腐敗や未熟のサイン):本来は警戒のシグナルだが、適量であれば唾液の分泌を促し、清涼感や食欲増進をもたらす。

  • 苦味(毒素のサイン):有害物質を察知する拒絶のシグナル。しかし成長や経験を経て、嗜好品としての奥深い「アクセント」に変化する。

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 さて、学校では合唱コンクールに向けた練習が進んでいます。素敵な歌声が校長室まで響いてくることも多く、その声に誘われてあちこちの練習場所を見て回るのが毎日の楽しみです。互いに声を掛け合い、真剣な表情で取り組む姿を見ると、自然と「素晴らしいね!」「頑張ってね、応援しているよ!」と拍手を送りたくなります。

 ですが、外から聞こえてくる歌声がどれほど素敵に見えても、練習の渦中にいる皆さんには、楽しいことばかりではないはずです。「よくしたいという想いがなかなかクラスに伝わらない」「一生懸命やっているのに、どうしても音がずれてしまう」といった、葛藤やもどかしさ(ネガティブな感情)を抱えている人もいるのではないでしょうか。

 しかし、私はその葛藤にこそ意味があると思っています。

 料理の「おいしさ」を引き出すためには、ベースとなる「甘味・うま味・塩味」だけでなく、複雑なアクセントとなる「酸味・苦味」とのバランスが欠かせません。私たちが経験の中で味わう「感情」も、きっと同じです。喜びや達成感だけでなく、時には悔しさや苦悩という「アクセント」を通過するからこそ、その経験は深みを増し、忘れられないものになります。

 本番まで残り2週間弱。ぶつかり合いやすれ違いも含めて、クラス全員の気持ちを上手にブレンドし、皆さんだからこそ表現できる最高の合唱を創り上げてください。心から応援しています。

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 朝晩や日ごとの気温差が大きく、体調を崩しやすい時期です。健康管理には十分気をつけて、良い週末をお過ごしください。 なお、心の教室相談員の先生からのメッセージも掲載していますので、ぜひ目を通してくださいね。今週も1週間、お疲れ様でした。