学校生活

3月10日(火)<SDG's>生徒集会~震災についての校長講話~

公開日
2026/03/10
更新日
2026/03/10

SDG’s

 今から15年前の明日、3月11日。東北地方を中心に、日本の観測史上最大となる「東日本大震災」が発生しました。皆さんはまだ生まれていなかったでしょう。しかし、死者・行方不明者は約2万2千人にのぼります。そして、今なお、約2万8千人もの方々が、故郷を離れ、避難生活を続けています。この浅井町の人口が約1万7千人ですから、町一つ分をはるかに超える人々が、今なお、震災の影響の中にいることになります。

 私たちの住むこの地域では、幸い近年大きな地震は起きていません。しかし、今後30年以内に「南海トラフ地震」が発生する確率は70~80%と予測されています。震災は、決して「過去の出来事」でも「遠くの誰かの話」でもありません。

 今、私たちにできることは2つあります。

 1つは、「具体的な備え」をすること。今日帰宅したら、家族と一言だけでいいので話をしてみてください。「もし地震が起きたら、どこで待ち合わせる?」と。また、寝る場所に倒れてくる家具はないか、確認してみてください。その一歩が、自分と、皆さんの大切な人の命を守ることに直結します。

 もう1つは、「寄り添う心」を持つことです。今、目の前にある「友達と笑い合える日常」に感謝し、被災された方々の痛みを想像してみてください。関心を持ち続けること、それ自体が立派な社会貢献です。「卒業生を送る会」「卒業式」で皆さんが見せた「他者を思いやる心」を、今度は社会に対しても向けてほしいと思います。

 明日という日を前に、改めて「命」と「未来」について、一人ひとりが静かに考える1日にしてください。