8月5日(月) 「オリンピック選手に学ぶ」(出校日学校集会より)
- 公開日
- 2024/08/05
- 更新日
- 2024/08/05
校長室より
今日は全校出校日でした。学校集会で、以下のように生徒に話しました。
今、パリ五輪が行われている。テレビでは様々な種目の中継をしており、世界各国の選手の活躍が報じられている。
私は、今大会の日本最初の金メダルを獲得した柔道の角田夏実選手が記憶に残っている。最初から最後まで、自分の得意とする巴投げと関節技を軸に勝負をし、圧倒的な強さで頂点に立った。しかし、角田選手は高校まで全国大会で勝てなかったが、大学時代に自分の特色を生かせる指導者と環境に出会い、自分も柔道もさらに好きになって競技に打ち込んだそうである。その後は社会人になって頂点を目指したが、本来の階級には強豪がひしめき、日本代表になるのは難しく、階級を変更する決断を下した。それでも3年前の東京五輪では補欠だった。その後、実績を積んでやっとつかんだ日本代表。そして本番での大活躍。「自分の得意技を信じて貫くことの大切さ」を角田選手から教わった。
また、今大会では思うような結果を得られなかった選手の姿からも、たくさんのことを学べると思う。国内の代表選考の経緯や、そこに至るまでの努力なども、新聞やテレビ、ネットなどの報道を通して知ることができる。それぞれの選手のこれまでの努力や生き方を知ると、また違った目でオリンピックを見ることができるので、そこから何かをつかんでほしいと思う。
夏休みは、残り1か月。感染予防や熱中症予防、交通事故や水難事故防止に心がけ、自分も他の人の命も守り、充実した夏休みを過ごしてください。