3月22日(金) 経験に勝るものなし(1・2年生修了式 式辞より)
- 公開日
- 2024/03/22
- 更新日
- 2024/03/24
校長室より
修了式で、生徒に以下のように話しました。
人は、さまざまなことを経験しながら生きている。よい経験もあれば、自分にとってうれしくない経験もある。
よい経験をすると喜びを感じ、さらに同じような喜びを得ようと、その経験をもとにますます頑張るようになる。
失敗や挫折、トラブルなどの自分にとってうれしくない経験をすると、悔んだり、落ち込んだり、心に傷を負ったりする。そして、次は同じ経験をしないようにと方法や対策を考える。それが成長につながるのである。それでも同じような経験をしてしまった場合も、今後どうなっていくかが予測できるようになり、以前よりも簡単に乗り越えることができる。
このように実際に経験したからこそ分かることやできることがある。つまり、経験は一つの財産である。自分の目で見て、耳で聞いて、体や心で体験し、刻み込まれた「大切なもの」が、自分の未来をつくっていくのだと思う。
もう少しで2年生は最高学年、1年生は先輩になる。この年度の終わりに、一年間で経験してきたことを振り返り、来年度はその経験で得た「大切なもの」を土台として、さらなる経験を積み重ねて、自分を成長させてほしい。