3月6日(金)校長式辞より
- 公開日
- 2026/03/06
- 更新日
- 2026/03/06
校長室より
暖かな春の訪れを感じる今日のよき日、義務教育の過程を修了する147名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。(略)
皆さんの卒業と重なるように、先月、イタリアでミラノコルティナ冬季オリンピックが開催されました。雪上や氷上で限界に挑むアスリートたちの姿は、私たちに大きな感動を与えてくれました。華やかな表彰台、逆転のドラマ、新記録の樹立。つい私たちはその「特別な瞬間」だけに目を奪われがちです。しかし、メダルを手にした選手たちが一様に口にしたのは、輝かしい栄光の言葉ではなく、驚くほど地味で、果てしない「日常」の積み重ねについてでした。
ここで、皆さんに改めて贈りたい言葉があります。それは、「凡事徹底」です。「あたりまえのことを人には真似できないほど一生懸命に、徹底してやる」という意味でしたね。オリンピックの選手たちは、特別な魔法を使ったわけではありません。
・毎日、決められた時間に練習を始めること。
・使った道具を丁寧に手入れすること。
・基礎練習をおろそかにせず、ミリ単位の調整を繰り返すこと。
だれもが見過ごしてしまうような「凡事」をだれにも負けない情熱で「徹底」した先にしか、あの感動の舞台は存在しません。
これから、皆さんが進む新しい道でも、最初から華々しい成果が出ることは稀でしょう。ときには、単調な毎日に嫌気がさしたり、自分の努力に意味があるのか不安になったりすることもあるかもしれません。しかし、思い出してください。挨拶をする。時間を守る。靴をそろえる。感謝を伝える。こうした小さな「凡事」を積み重ねられる人は、周囲から信頼され、いざというときに自分を支える「折れない心」を育むことができます。
大きな夢を叶えるのは、一歩一歩の歩みを止めなかった者だけです。皆さんがこの学び舎で培った力を信じ。それぞれの場所で「凡事徹底」を体現していくことを切に願っています。(略)
皆さんの前途に幸多からんことを祈念します。
令和八年 三月六日 一宮市立葉栗中学校長
本日147名全員に卒業証書を手渡すことができ、教職員一同とても幸せな一日でした。