2月16日(月)日本人の美意識【校長講話】
- 公開日
- 2026/02/16
- 更新日
- 2026/02/16
校長室より
今日はスポーツの祭典であるオリンピックやサッカーのワールドカップで見られる、ある「光景」について話をします。(一部抜粋)
数年前のカタールW杯や、記憶に新しいパリオリンピック。試合終了のホイッスルが鳴った後、カメラがとらえたのは、日本人サポーターたちが大きな青い袋を手に、スタジアムの座席に落ちたごみを一つ一つ拾い集める姿でした。
このニュースは世界中を駆け巡り、「日本人は勝っても、負けても、来た時より美して帰る」と驚きと称賛をもって伝えられました。現地のメディアの中には「信じられない光景だ」と報じたところもあります。
なぜ、彼らはごみを拾ったのでしょうか。インタビューを受けたあるサポーターは、「使わせてもらった場所に感謝して、きれいにするのがあたりまえだから」と答えました。
この「あたりまえ」という感覚こそ、日本人が古来より大切にしてきた「美意識」です。
だれかに褒められるからやるのではなく、ルールで決まっているからやるものでもない。「お天道様が見ている」という言葉があるように、自分自身の心に対して恥ずかしくない行動をとっているのでしょう。
この精神は、実は皆さんの身近なところにもあります。例えば、学校での清掃の時間。自分たちが使う教室を自分たちで清掃する文化は、世界的に見れば非常に珍しく、素晴らしい習慣なのです。
美意識とは、単に見た目を美しくすることだけではありません。「自分の周りの環境や、次に使う人のことを想像する力」のことです。(中略)
「だれが見ていなくても、正しいと思うことを行う」。今日から、何か一つで構いません。自分の周りを「来た時よりも美しく」することを意識してみてください。その積み重ねが、皆さん自身の心を、そして葉栗中学校をより美しくしていくと信じています。