12月5日 人権朝礼
- 公開日
- 2022/12/05
- 更新日
- 2022/12/05
人権教育・いじめ対策
今朝行った人権朝礼では、各クラスが考えた自分や友達を大切にするためのスローガンを発表しました。どのクラスも素敵なスローガンばかりで、真剣に考え、話し合ったことがよくわかりました。自分たちで決めたスローガンを大切にし、達成できるようにがんばってほしいと思います。
校長からも、子どもたちに向けてお話をしました。まず、「誰かを(友達などの周りにいる人)本当に愛する・大切にする」ために、どうすればよいかを考えるために、「あいしているから(マージョリー・ニューマン作、パトリック・ベンソン絵、久山太市訳)」という絵本の読み聞かせをしました。
はりもぐらのモール君が巣から落ちたひなどりを助け、ペットとして飼うのですが、パパやママは、「ペットじゃない、野生の小鳥だよ。」と言って、放してあげることを勧めます。モール君は、「愛しているんだもん」と言って放してやろうとしませんでした。そんなモール君をおじいちゃんは、高い丘の上に連れていきます。遠くの野原や森を見渡しながら、突風を受けて飛ばされそうになった時、「ぼく、とんでるよ!」と初めて小鳥の気持ちに寄り添うことができます。家に帰ったモール君は、小鳥を放してあげます。「だって、愛しているんだもん。」と言いながら・・・。次の日、森で小鳥たちが自由に飛び回るのを見たモール君の胸いっぱいに温かい気持ちが広がっていくというお話です。
絵本を読んだ後、もう一度、「誰かを(友達などの周りにいる人)本当に愛する・大切にするために、どうすればよいか」を子どもたちに尋ね、ふざけて遊んだり、何気なく冗談を言ったりといった友達のことが大好きだからしていることが、友達を悲しい気持ちにさせているかもしれないことを伝えました。
「誰かを(友達などの周りにいる人)本当に愛する・大切にする」ためには、『相手の立場になって気持ちを考え、一番必要なことをしてあげること』が大切であることを伝えました。
最後に50人のアーティストがリモートでつながって作成した「ビリーブ」の歌の動画を視聴しました。お互いのことを思う優しい気持ちが感じられる動画でした。子どもたちにも伝わるといいなと思います。
子ども達や教職員みんなで、優しさで包まれる温かい学校を作っていきたいと思います。
☞合唱曲「ビリーブ」アーティスト総勢50人でリモート合唱してみた