平成30年度 1学期始業式 校長式辞「いじめのない学校に」
- 公開日
- 2018/04/09
- 更新日
- 2018/04/09
人権教育・いじめ対策
「竹のように」 竹中 郁
のびろ のびろ
まっすぐ のびろ
子どもたちよ
竹のように のびろ
風をうけて さらさらとなれよ
日をうけて きらきらと光れよ
雨をうけたら じっとしてろ
雪がつもれば いっそうこらえろ
石をなげつけられたら
かちんと ひびけ
ぐんぐん 根を張れ
土の中で その手と その手を
かんじがらめに 握りあえ
竹 竹 竹 竹のように
のびろ
五月のみどりよ もえあがれ
こちらをしっかり見ているので、みなさんの表情で体育館が明るく感じます。先週金曜日、1年生34名を迎え入れ、176名。今日、元気に登校してきた皆さんの顔を見ることができて校長先生は、とてもうれしいです。
まずは、お礼を言いたいと思います。1年生の入学にあたり、新5,6年生のみなさん、準備や入学式当日の1年生の迎え入れ、そして校歌、ほんとうによくがんばってくれました。当日は、春の嵐の後で、クスノキの葉っぱが大量に落ちていましたが、これもすべて掃き、きれいにしてくれました。昇降口の受付では、新6年生の女子が中心となって、1年生の胸に花をつけ、教室まで案内してくれました。実のお姉さんかと思うほど、優しく声をかけ、笑顔で1年生を案内してくれました。きっと、どの1年生も、不安なく安心して小学校の生活の第一歩を踏み出せたことでしょう。その様子を見ていると、「1年生が気持ちよく入学できるように」と思う新5、6年生の優しい気持ちが伝わってくるようでした。本当にありがとう。
さて、今日から平成30年度、新しい年度が始まります。新しい年度が始まるにあたって、みなさんに、今年度の合い言葉を贈ります。
今年度の合い言葉は、「ファミリー朝西!」です。
「家族のように、何でも言い合える関係がいいね。でも、人の嫌がることや、いじめはゼッタイダメ。相手のことを考え、優しい心でみんなが仲良く過ごしましょう。」そんな願いが、「ファミリー朝西!」には込められています。
では、「ファミリー朝西!」を実現していくためには、どうすればよいのでしょうか?そのためにはまず、「友達となかよくすること」です。人がいやがることをしたり、言ったりしません。叩いたり、蹴ったりなんていうのは絶対ダメです。いじめは許しません。朝日西小は一つの家族です。「ファミリー朝西」176名のみんなが仲良く過ごせるよう、楽しくお話をしたり、みんなで遊んだりし、お友達を大切にして、過ごしましょう。
昨年度の12月人権集会で話した「いじめだよ!」覚えていますか?いじめをしていたら一人ぼっちになっちゃうよ!というお話でした。相手のことを思いやる優しい心を大切にしてほしいと思います。
二つ目は「命を大切にすること」です。毎日の登下校では、通学班で道の端を並んで歩きます。ふざけていて道路にはみ出すと、車にひかれてしまいます。自分の目で安全を確かめて登下校してください。また、校区には木曽川があったり、用水路があったりします。危険な箇所に近寄らず、交通事故にあわないように、気をつけましょう。また、知らない人に付いていくこともいけません。
さて、「命」といえば、4月4日に、尾西生涯学習センターで「春の交通安全市民運動 推進大会」が開催され、その中で朝日西小学校が、「3年間交通事故ゼロ校」として表彰されました。自分の命は自分で守ることを心がけ、この事故ゼロがいつまでも続くよう、気を付けていきたいものです。
さあ、みなさん。1学年上級生になり、平成30年度のスタートという新しい「節目」を迎えました。昨年度も少しお話ししましたが、節目をもつ植物に「竹」があります。竹は、1日に1メートル以上成長することもある成長の早い植物です。しかし、ただ上へ上へと伸びたのでは、自分自身を支えきれません。そこで、自分を支えるために「節目」があるのです。同じように、私たちも、「節目」があるから力強く成長します。今日、平成30年度のスタートが、新たな目標に向かって成長する大きな「節」になることを願っています。
1年が終わる修了式には、こんなことができるようになったなあ、ここまでがんばれたなあ、と成長した自分を振り返ることができるとよいと思います。そして、「ファミリー朝西」家族のような絆で学校中が結ばれるような、人に優しい、心温かい一年にしましょう。
それでは、「命を大切に 命を輝かせて」今年1年、元気でともに頑張りましょう。