学校日記

大好き起っ子シリーズ43「〜世界で活躍する起っ子を育てるために〜」令和2年9月1日(火)

公開日
2020/09/01
更新日
2020/09/01

起っ子

今日は「防災の日」です。各地では今日、様々に防災のための取り組みが行われたようです。
今から97年前に10万人を超す方々が死者行方不明者となった「関東大震災」が起きました。そのことを教訓とするために、政府が1960年に制定したのが、「防災の日」だそうです。一宮市では8月30日(日)に市民病院近くの九品寺公園競技場にて今年も「防災の日」の取り組みを実施する予定だったそうです。しかし、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大防止のために止むなく中止、とされたようです。
「災害は忘れた頃にやってくる」と昔から言われています。日本では忘れるまでもなく、次々と大きな災害が起きているので、「忘れることはない」という声が聞こえてきそうです。ただ、どうでしょうか。本当に忘れていないでしょうか。被災地の皆さんがとても苦労なさっている姿を忘れてはいないでしょうか。今の生活がコロナによって窮屈になったからといって、自分の意見や希望をつい通そうとしていませんか。
日本は四季折々の風情が楽しめるほど自然が豊かです。半面、その自然の素晴らしさは目まぐるしく変化を遂げることから生まれているとも言えます。「自然は与えもするが、奪いもする」ということを昔の日本人は知っていました。だから、自然の恵みに「感謝」しながらも、どこかで「恐れ」も抱いてきたのです。いつ、どこで、何が起きても仕方がない日本だから、常日頃から隣近所の人と仲よくしたり、助け合ったりして生きていきました。このことは「ものを準備するだけでなく、人と人とのつながりも常に大切にする」ことを表し、「備えあれば憂いなし」という言葉で語り継がれてきました。
今後、南海トラフ地震の発生が心配され、1959年に伊勢湾台風を経験している一宮市では、「自分の身は自分で守り、自分たちのまちは自分たちで守る」という「災害に強いまちづくり」を進めています。
起っ子の皆さんにお願いです。お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さんなど、頼りにできる人がいつも隣にいるとは限りません。むしろ起っ子の皆さんの周りには、近所のお年寄りや幼稚園に通う弟や妹たちがいます。その方々にとって頼りになる人になりましょう。そのために、「備えをしっかり」と行ってください。