大好き起っ子シリーズ11「〜世界で活躍できる人になってほしいから〜」令和2年4月17日(金)
- 公開日
- 2020/04/18
- 更新日
- 2020/04/18
起っ子
起っ子の皆さん、元気にしていますか。「つまらないから、友だちの家に遊びに行こう」なんて、そんなことしていませんよね。つまらなくしているのは、ひょっとして自分自身かもしれませんよ。
どんな時でも、楽しみは見つけるものです。与えられるものではありません。外に出られない今は内(家)にいるときです。そして、力をたくわえるときです。特に、「頭と心の力をたくわえるとき」です。「わくわく」を自分の家の中で見つけ、「前向きに生きる起っ子」を目指しましょう。応援していますよ。
さて、応援と言えば、来週から家庭訪問が始まります。目的は、先生方が皆さんの家のある場所を確かめながら、新しい宿題などを届けることです。
ただし、直接会って、お話はできません。先生方も会いたいです。でもね、今はそのときではありません。もし宿題などのことで困っていることがあれば、先生にインターフォンなどをつかって質問してみましょう。あるいは、学校に電話をかけて、相談してもよいですよ。
今日は、もう一つ、皆さんへの応援メッセージを贈ります。それは、このお休みの間に「視写(ししゃ)」に取り組むとよいということです。
「視写(ししゃ)」という学習方法は、「ただただ、教科書にある文章(ぶんしょう)をノートに書き写す(かきうつす)」ということです。
ただし、「正しく、ていねいに」写してくださいね。先生は、あわててしまって、まちがえてしまいました。あせってはいけません。
まずは、しっかりと教科書の文章を見てください。そして、短くてもよいですから書き写す言葉を覚えて書き写してください。分からない言葉があっても気にせず、ますは書き写してみましょう。すると、……。
言葉を覚えるのがあまり好きではない人は、きっと言葉を覚えることが少し得意になりますよ。
文章を書くことが好きではない人は、きっと文章の書き方に少しずつ慣れていきますよ。
絵や写真がないと本は面白くないという人は、自分の想像力のすばらしさにびっくりしますよ。
先生は、「ごんぎつね」を書いた新美南吉さんの「あかい ろうそく」に挑戦しました。(起小学校のホームページ「人権教育〜「起の息吹」に載せておきました)
最初は戸惑いましたが、何度も何度も同じ言葉が出てくるので、段々と書き写す速度が速くなりました。また、どんな動物が何をするのかな、と想像しながら書き写したので、「さる」の得意そうな顔が浮かんできました。あったこともない動物たちの「わあ」という声が聞こえてきた気もします。そして、最後の場面を書き写したときには、「ぷっと」ふき出してしまいました。
皆さんも、視写、楽しんでください。もちろん、視写のことでわからないことがあったら、相談してくださいね。
【保護者の皆様へのお願い】
子どもたちが書いた視写の文章を、子どもたちとともに確認をしてあげてください。その方法は、子どもには教科書を読ませてあげ、保護者の皆さんは子どもの書いたノートを見ながら聴いてあげてください。1日、2ページまたは30分で結構です。取り組ませてあげてください。
「苦労させて手に入れた学力は、なかなかなくならない。それどころか、時間が経つにしたがって、その効果はどんどん増す」学習方法が「視写」と「視写後の音読」です。
このような時だからこそできる、ふれあい学習です。共に、子どもの能力を引き出し、伸ばしてあげませんか。