学校日記

6年・学校生活の様子 (12月19日)

公開日
2025/12/19
更新日
2025/12/19

6年

心を通わせる「対話力トレーニング」:共通点から広がる絆

 本校では、コミュニケーション能力を高めるための「対話力トレーニング」に取り組んでいます。今回は、相手との距離を縮める第一歩として、「互いの共通点探し」をテーマに行いました。

「同じだね!」から始まる安心感

 トレーニングでは、ペアや小グループに分かれ、お互いに質問を投げ合いながら「二人の共通点」を探していきました。

  • 「好きな食べ物は?」「休みの日は何をしている?」

  • 「習い事は?」「実は苦手なことはある?」

 会話を重ねる中で、「えっ、僕も一緒!」「私も同じこと思ってた!」という驚きや喜びの声が教室のあちこちから上がりました。自分と相手との間に「同じ」を見つけることは、心理的な安心感を生み、心の距離を一気に縮めてくれます。

対話のコツは「聴く力」と「引き出す力」

 共通点を見つけるためには、自分の話をするだけでなく、相手の話を丁寧に聴き、適切な質問をして魅力を引き出す必要があります。

 児童たちは、相手の目を見てうなずいたり、「もっと詳しく教えて」と話を広げたりと、トレーニングを重ねるごとに「聴き上手」になっていく様子が見られました。単なるお喋りではなく、「相手を知ろうとする温かい姿勢」が、言葉のキャッチボールの中に溢れていました。

違いを認め合い、共通点で繋がる

 たとえ趣味や性格が違っていても、必ずどこかに共通する部分はあります。
このトレーニングを通して、児童たちは「人はそれぞれ違うけれど、どこかで繋がることができる」という大切なことに気づいたようです。

 ここで磨いた対話力を、これからの学校生活や日常の人間関係の中で存分に発揮し、さらに温かいクラスを築いていってほしいと思います。