1月7日 始業式の話
- 公開日
- 2021/01/07
- 更新日
- 2021/01/07
今日の一こま
今日は、3学期の始業式をオンラインで行いました。
始業式の中で、校長先生から子どもたちへ次のような話がありました。
〜校長先生の話〜
今日は、令和3年1月7日です。2021年が始まりました。そして、今日から令和2年度の3学期が始まります。そこで、「夢と目標について」と「命の話」の2つの話をします。
まず、1つ目の「夢と目標について」です。
2学期の終業式の日に、私は、「3学期の始業式、1月7日の木曜日には、新しい年の目標を立てて、全員の笑顔と元気を見せてください。」と話しました。覚えていますか?
皆さんが、新年の初めに立てた一人一人の目標は、今の皆さんが一番がんばりたいことです。一年間で目標が達成できるように、1か月ごと、また、1週間ごと、さらには、1日ごとに、何をすると、目標に一歩ずつ近づけるかを考えて実行することが大切です。そして、皆さんの将来の夢に向けて前進してください。
発明家のエジソンが『成功できる人は、「思い通りにいかない事が起きるのは当たり前」と思って何事にも挑戦している』と話しています。夢に向かって成功している人は、まず「どんなことにもチャレンジしている」ということです。逃げてばかりでチャレンジをしなければ、成功することはありません。特に、子どものうちの失敗は、当たり前のことです。失敗しても、次にどうするといいかを考えて行動し、自分が立てた目標を達成し、夢をかなえてください。
次に、2つ目の「命の話」です。
令和3年の「令和」という元号の由来は、日本最古の歌集である『万葉集』
『梅花の歌』から考案されたと言われています。「令和」という時代は、漢字の意味からすると、「よくなごむ」「とてもなかよくする」という意味があります。今は、新型コロナウイルスの感染拡大のため、「なごむ」気持ちになれないかもしれません。
科学が発達し、病気や怪我から人々の命を救えることが増えたにも関わらず、大きな自然災害、事件・事故、そして、感染症などで、人々の命が犠牲になることがあります。犠牲になった人々の命は、皆、尊い命。生きたくても生きられない状況の中で、亡くなられた方々は勿論のこと、その周りの家族や多くの人々が、とても悲しい思いをしています。
今日、おいしいものを食べたかもしれない、明日、誕生日だったかもしれない、遊園地に行く約束をしていたかもしれない、進学や就職が決まっていて、4月からは新たな気持ちで頑張ろうとしていたかもしれない。未来があったはずの人々の命。愛する人を失った人々の思い。計り知れません。
私は、どんなにつらいことがあっても、「命」があれば何とかなると思っています。「命」があれば、自分も、周りの人も幸せなことが必ずあると思っています。ほんのささいな、ほんのちっぽけな「幸せ」かもしれませんが、それを喜ぶことができる心があれば、当たり前の日常が、すごく楽しいこと・温かいことに感じることができます。自分が強くなれます。丹陽小学校の皆さんが、「命」や「幸せ」について、いつも明るく、元気な方向へ考えられる人になってほしいと願っています。
今日から、1年間のまとめの3学期です。6年生の人は、これから卒業に向けて、1年生から5年生の人は、次の学年に向けて、そして、丹陽小学校の皆さんが、夢に向かって、一歩前進して、大きく成長できるように努力する3学期であることを願っています。
以上の話の後、養護教諭から「新型コロナウイルス感染拡大防止」に向けて、子どもたちへのメッセージが伝えられました。
3学期が、子どもたちにとって、より充実した学期となりますように、職員一同、力を合わせて教育活動を進めて参ります。