2月17日(月)些細なことにもおろそかにしない心がけ【校長講話】
- 公開日
- 2025/02/17
- 更新日
- 2025/02/17
校長室より
(一部抜粋)
日本では、昔から「掃き清める」「拭き清める」という表現があるようです。
掃除には、その場を清め、浄化する意味があると考えられています。
場所を清める「浄化」以外にも掃除をするよさがあります。
1 清潔に対する意識と習慣が身につく。
汚れていたら、不潔だと感じる気落ちや、すぐに掃いたり、拭いたりしてきれいにしたいと思う心が身につきます。
2 マナーなどの社会性や協調性が養われます。
ごみはごみ箱へ捨てるなどのマナーや、掃除を分担して行う社会性や掃除はみんなで力を合わせてきれいにする協調性が養われます。
3 思いやりや集中力を育みます。
重たいものは二人で運んだり、お休みした生徒の分担を補ったりするのも思いやりですね。
また、短い時間を黙々と取り組むことで集中力を養います。
経営の神様と言われたパナソニックの会長であった松下幸之助さんは、仕事と同じように掃除を大切に考えていました。
著書のなかで、このように述べています。
「掃除一つできないような人間だったら何もできない。皆さんならそんなことは知っていると思うかもしれないが、本当に掃除を完全にするということは、
一大事業です」
だれにでもできることを自ら実践し、いかに段取りよくできるか考えることが、仕事の面でも学習の面でも成長につながると考えています。
また、このように述べています。
このように様々な気づきを得ながら視野を広げていきます。
皆さんの場合は、仕事を学業や部活動、習い事を置き換えてみるとよいですね。
「仕事には知恵も大事、才能も大事。
しかし、もっと大事なことは些細と思われることもおろそかにしない心がけである」