3月24日(火)高木美保選手の志【校長式辞】
- 公開日
- 2026/03/24
- 更新日
- 2026/03/24
校長室より
この後、皆さんに渡る通知表は、この一年間の「足跡」です。できたこと、できなかったこと、それぞれあるかと思いますが、まずは今日まで走り抜いた自分自身に、心の中で拍手を送ってください。
葉栗中学校が大切にしている言葉、それは「凡事徹底」です。 「当たり前のことを、特別熱心に、徹底して行うこと」。 挨拶をする、時間を守る、履物をそろえる。感謝を伝える。 こうした小さな積み重ねが、皆さん一人ひとりの品格を作り、この葉栗中の落ち着いた伝統を築いてきました。
しかし、こう思う人もいるかもしれません。 「当たり前のことを続けて、本当にすごいところへ行けるのだろうか?」と。
ここで、スピードスケートの高木美帆選手の言葉を紹介します。 彼女はオリンピックで多くのメダルを獲得しましたが、その強さの秘訣を問われた際、こう答えています。
「特別なことをしようとするのではなく、決めたことを毎日、淡々とやり抜く。その先にしか、見えない景色がある」
彼女は「天才」と呼ばれながらも、実は誰よりも「地味な練習」を徹底した選手です。氷の上に乗る前の準備、ミリ単位の姿勢の修正、そして滑り終わった後の道具の手入れ。
彼女にとっての「志」とは、遠くにある夢を見るだけでなく、「今、目の前にある一歩を、いかに丁寧に踏み出すか」**という、究極の凡事徹底だったのです。
明日から春休みが始まります。 4月からは、2年生は「学校の顔」である3年生に。1年生は「先輩」としての2年生になります。
新しい学年で、何か大きなことを成し遂げようと力む必要はありません。 まずは、「今の自分にできる、当たり前のこと」のレベルを、ほんの少しだけ上げてみてください。
• 今までより、一秒早く行動する。
• 今までより、一言多く挨拶を添える。
• 今までより、一文字丁寧にノートを書く。
その「ほんの少し」の徹底が、一年後、皆さんを想像もつかないような高い場所へと連れて行ってくれるはずです。
皆さんが、この春休みにしっかりと「心の根」を張り、4月の始業式に、また一段とたくましくなった姿で登校してくることを期待しています。
一年間、本当によく頑張りました。以上で、修了式の式辞といたします。