大好き起っ子シリーズ40「〜世界で活躍する人になるために〜」令和2年8月24日(月)
- 公開日
- 2020/08/24
- 更新日
- 2020/08/24
起っ子
令和二年度 一宮市立起小学校 2学期始業式 式辞
おはようございます。あっという間の「夏休み」でした。みなさんは、どのように過ごしましたか。家族でお出かけはなかったとしても、宿題やお手伝いができた「夏休み」でしたか。いずれにしても誰かが大けがをしたとか、事故にあったとかの連絡もなく、無事でよかったです。皆さんが、コロナウイルス感染予防を始め、健康や安全に気をつけて生活して今日を迎えてくれたお陰です。本当によく辛抱して、頑張ってくれました。心からお礼を言います。ありがとうございます。
一方、先生はニュースを3時間ほど見、読書を2時間ほど行う毎日を過ごしました。もちろん、お墓参りにも行きましたし、TVの前で高校野球の応援もしました。「したいことの全てはできない」日々でしたが、「できることをできるだけ、精一杯できた」夏休みでした。
そのなかで、24時間テレビはいつもの年よりしっかりと見ることができました。そして、例年以上に感動しました。凄く長い距離を走った高橋尚子さんや「チームQ」の皆さんの姿はもちろんですが、脳性マヒで上手く動かせない下半身を必死で動かせるようになろうと努力するお父さんの姿に感動しました。「抱っこして、立ったままあやしてあげたい」と必死にリハビリに取り組む姿に、「あきらめない心を持つ人間の柔らかさ、美しさ」を見ました。
さて、今年は新型コロナウイルスの影響で、いろいろなことができなくなっていますが、そのなかで、起小学校の先生方は「わくわく起小学校の2学期」づくりに向けて、その可能性を探った夏休みでした。1〜4年生の遠足や5年生のキャンプ、6年生の修学旅行など、「皆さんが楽しみにしていることを安全に行うためには、どんな準備をして、どのように進めたらよいか」を必死に考え、下見をし、計画をしていらっしゃいます。先生方は「あきらめない心」で取り組んでいらっしゃいます。
「わくわく起小学校」をつくるために最も大切なもの、それは「健康な身体とあきらめない心」です。皆さんも「お父さん」や「先生方」を見習って、自ら「わくわく起小学校」づくりを進めてください。
最後に、お願いです。
思い通りに行かない今だからこそ、「あきらめない心」を大切にしてほしいのです。そのためには、素敵なことを想像し「楽しい気持ち」でいること、友達と「安心して話せる」ことが必要です。つまり、「あきらめない心」を持つには、「楽しい気持ち」「安心して話せる」ことが何よりも大切です。
しかし、この大切なものをダメにしてしまうものがあります。それは、「いじめ」です。軽い気持ちでもいけません。「噂話やヒソヒソ話は悪口と同じ」です。人の心を傷つけ、あきらめない心の芽を摘んでしまいます。
でも、「これっていじめかな?」「違っていたら、どうしよう。私が悪口や告げ口をしているみたいで、嫌だな」と思い、迷うこともありますね。そういうことがあれば、すぐにお家の方や先生方に相談をしましょう。貴方が辛い気持ちでいることを友だちは知らないかもしれませんね。もしそうならば、お友達は貴方を嫌な気持ちにさせても気づいていないことになります。貴方は辛い思いばかりで、楽しい気持ちにはなれませんね。一方、そのお友達も気づいていないのですから、繰り返してしまい、だんだんと嫌われるようになってしまいます。貴方もお友達も「楽しい気持ち」にはなれず、「安心して話せない」ことになります。早く気づかせてあげることが、そのお友達のためにもすごく大切です。少しでも早く相談し、貴方やお友達が「あきらめない心」で一緒に「わくわく起小学校の2学期」がつくれるようにしましょう。
それでは、今学期も健康に気をつけて、起っ子の皆さんの「笑顔が溢れる起小学校」を皆さんと先生方とで創っていきましょう。