学校集会で生徒に次のように話しました。

　3年生の通る階段に、部活動の後輩からのメッセージが掲示された。「優しく声をかけてもらった」「いろいろ教えてもらった」「先輩の姿やプレーに憧れた」「引き継いだ部をさらに強くしたい」など、先輩と共に過ごした日々への後輩の思いが込められている。また、文字の色や書体、レイアウトも考えて相談しながら作っており、メッセージ以外の部分にも後輩たちの思いが込められている。

　ハンドボール部は現在の3年生の代で最後となるため後輩がいない。そこで、これまでの歴代の先輩たちが3年生に向けてメッセージを寄せてくれた。西成中学校のハンドボール部として最後まで全力で戦ってくれた後輩たちへの思いが込められている。

　部活動ばかりではなく、3年生はこれまでの行事や学校生活を通して、その姿や態度で大切なことを後輩たちに示してくれた。人は最後を意識すると、これまで大切にしてきた思いや感謝の念をより強く抱く。先週も、3年間通った学び舎への感謝の思いを込めて愛校活動を行ってくれた。一人一人が卒業までの残りの生活に、自分の思いを込めて姿や態度で表現してほしい。

　1・2年生は、これまでお世話になり目標としてきた先輩への感謝の気持ちを、姿や態度、歌声に込めて予餞会を創り上げるとともに、卒業までの3年生の姿を見つめ、心に刻んでほしい。