6月10日(月) 憧れをいだく(学校集会より)
- 公開日
- 2024/06/10
- 更新日
- 2024/06/11
校長室より
学校集会で、以下のように生徒に話しました。
先週まで一緒に勉強していた教育実習の先生に「なぜ、先生になりたいと思ったのか」をたずねると、「自分が教えてもらった先生に憧れて、教員になる道を選んだ」と言っていた。
また、車いすテニスの全仏オープンで連覇を達成した本校卒業生の小田凱人選手も、小学生の頃に病院のテレビで見たパラリンピックで優勝する日本人選手に憧れをいだき、練習に励んだそうである。
小学生から高校生に「憧れの存在」を調査をすると、スポーツ選手や芸能人、科学者やパイロットなどの特定の職業、お父さんやお母さん、学校の先生、部活動の先輩などを挙げるようだ。憧れる理由は「その人の能力や才能」はもちろん、「その人の努力する姿」や「生き方や考え方」への共感がある。
そして、そんな憧れの存在がいる人ほど、自分の将来への意識が高くなるということである。いだいた憧れをもち続けると、自分の理想とする将来の姿を思い描くことができ、それを実現するために、今やるべきことがはっきりして、具体的な目標が定まってくるからである。
これからの人生の中での人との出会いを大切にしてほしい。さらに、人でなくても「おもしろい」「不思議」「かっこいい」と感じるものとの出会いを大切にしてほしい。その中に憧れにつながる人やものとの出会いがあり、私たちに「頑張るエネルギー」や「一歩踏み出す勇気」を与えてくれるのだと思う。