学校日記

4月21日(木) 考える子どもを育てる(PTA総会 あいさつより)

公開日
2022/04/21
更新日
2022/04/21

校長室より

 本日、授業参観とPTA総会、3年生学年総会を行いました。授業参観は、感染防止対策のために、授業を行う教室を分散させて、廊下での密集を回避しました。その後のPTA総会にも、たくさんの方に出席していただきました。ありがとうございました。PTA総会でお話しした内容の一部を紹介します。

 自分で考えることができる子どもを育て「学び合う 認め合う 笑顔あふれる学校」にしていきたい。
 学習面では、しっかり自分で考え、その考えを友だちと共有し、自分の意見を練り直すことを通して、より深く学ばせたい。みんなと一緒に活動することで、一人では気付かなかったことに目を向けることができたり、思いもつかなかった考え方に触れて視野が広がったりすることが、集団で学ぶ(学校で学ぶ)意味だと思う。
 人間関係についても、相手の立場や気持ちを考えることで、接し方が変わり、互いに認め合えるようになる。友だちとトラブルになった時も「なぜそうなったのか」「その時、どうすればよかったのか」を考えさせるようにしていきたい。
 生活面では、今年度から新制服を導入した。昨年度、生徒会を中心にして全校生徒の意見を集約して、制服のきまりを考えた。今年度も、きまりの見直しをしていく。自分たちで、よりよい制服や身なりの在り方を考える機会を設けていく。服装以外にも、学校生活について自分たちで考えて改善していける力を身に付けてくれることを期待している。
 中学生時代というのは、いろいろなことを感じたり考えたりして、大人に向けて自分を確立していくものである。考え方もどんどん大人に近づいていくが、偏ったものの見方や行動をするときもある。それぞれの子の一番身近にいる保護者の方や学校職員が一緒になって手助けをする。子どもたちが自分で考えたり、決断したりする余地を残しながら、そっと手を差しのべる。そんな支援をして、子どもたちを育てていきたいと思う。

 職員一同、お子さんの健やかな成長と自立に向けて、丁寧に指導してまいります。どうぞ、一年間よろしくお願いいたします。