7月23日(金)ひっつき虫「オナモミ」絶滅危惧種です。 (校長先生より)
- 公開日
- 2021/07/23
- 更新日
- 2021/07/23
校長室
校長先生が子どもの頃、よく近所のあぜ道にはえている雑草の「ひっつき虫」を服に付けて遊んだものです。おそらく中中生の保護者のみなさんは同じような経験があると思います。ところがそのくっつき虫こと「オナモミ」をめっきりと見なくなりました。
でも「ひっつき虫」こと、「オナモミ」が、実は絶滅危惧種で、「ひっつき虫」の本当の正体は外来種の「オオオナモミ」だったかもしれないという話を聞きました。
オナモミについて詳しい大学の先生も、野生のオナモミは見たことがないそうです。
西日本では1960年代((昭和35年〜昭和45年ごろ)には姿を消したとみられ、その減り方も急だったようです。
それもあってか、図鑑でさえ「オナモミ」と外来種を間違って掲載しているものがあるといいます。
両者が近くにあると、互いに種(たね)が出来にくくなり、「オナモミ」が減った可能性があるそうです。北米原産の「オオオナモミ」が日本に入ってきたのは1929年(昭和4年)とされているので、もしかしたら「オナモミ」だと思っていたものも、「オオオナモミ」だった可能性がありますね。その外来種の「オオオナモミ」でさえも最近見かけなくなってしまいましたね。
校長先生が子供のころ遊んでいた「ひっつき虫」は、「オナモミ」「オオオナモミ」どっちだったのでしょうか。