学校日記

4月7日(金)令和5年度始まる

公開日
2023/04/07
更新日
2023/04/07

校長室から

 あいにくの雨風となりましたが,生徒たちは,元気かつ礼儀正しく始業式に臨み,その後,学級開きをしました。
本日の始業式式辞は以下の通りです。

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 改めまして,千秋中学校校長の内田正弥です。3月をもって3名の職員が転退任され,この4月に5名の職員が転任してきました。職員合計41名で皆さんの学びと生活を支えていきます。

 学校には教師だけでなく,様々な職種の職員がおり,それぞれの立場から生徒の皆さんの学校生活を支援しています。全職員が任された職務に責任をもって臨み,よりよい千秋中学校となるよう,生徒の皆さんと一緒に,安心安全で,誰もが自分らしく前に進もうとすることができる学校にしていきましょう。

 コロナウイルスに関する対応が変わり,マスクなしでよい生活が始まりました。これまでも行ってきた手洗い,換気,咳エチケットなどの重要性の理解,自分の健康管理,他の人への配慮などは,コロナ禍で身につけたことです。今後もさまざまな面で,状況を分析把握し,行動を決めていくことは大切になります。ぜひ,自ら正しく適切な判断ができるように自分磨きをしてほしいと思います。

 先ほど,新入生に「本気の千秋」を実現するために,学習・生活・人との関わりにおいて,「自ら,共に,互いに」の三つの言葉を心がけようと話をしました。これは昨年度校長として着任してから,続けてお話ししていることです。

 大谷選手の目標達成シートについても話をしました。皆さんにも入学,進級を期に,作成してほしいと考えています。中心となる一つの大きな目標すなわち夢,それに迫るためのための小さな八つの目標,そしてそれぞれの小さな目標達成を支える八つの要素を考えておいてください。

 今日から始まった新たな生活において,昨日までに届かなかった目標,昨日より少しだけ高い目標に向かって,絶えず自分の位置を確かめ,あきらめることなく,自分を動かし続けることが大切です。それが唯一自分らしく自分を高める方法です。時には,立ち止まって目指すべき方向を確かめることや自分の状況を客観的に知ることも重要です。
 進んでいるとき,立ち止まっているとき,必ず近くにいる人の存在を感じてください。そして,それらの人とのかかわりを切らないでください。あなたたちが周囲の人を大切に思っていれば,相手もきっとあなたを大切に思ってくれています。

 それぞれの距離感で,他者と共に生きる中学校生活であってほしいと思います。皆さんが,千秋中学校や地域・家庭で一日一日を過ごす中で,まず,自分の命と他人の命を同じように大切にしてください。「自ら」「共に」「互いに」を意識して行動し,ますます変化し続ける社会に,人としての在り方を見いだし,自分を生かしていく力を身につけていくことを願い,式辞といたします。

令和5年4月7日 一宮市立千秋中学校長 内田 正弥