学校日記

4月7日(木)始業式にて

公開日
2022/04/07
更新日
2022/04/07

校長室から

=式 辞=

 先ほどの新転任者の紹介にありましたように,改めまして,本年度千秋中学校の校長として赴任しました内田正弥です。20名の方が3月をもって本校から転退任され,4月に17名が転任してきました。本校の職員数からすると,とても大人数の異動です。新たな環境に不安を抱くよりも,時代や郷土にあうように自分を変え,周りをも変えていけるよう力を尽くしていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 さて,いまだコロナの影響は収まっていませんが,自然による新しい爽やかな季節を迎え,全員がステップアップし,新しいステージに上がりました。前のステージで,身に付けたり伸ばしたりしたことと,思うようにいかなかったことがあるかもしれませんが,周囲の人の存在をしっかりと感じながら,自分なりに確かな一歩を心がけて生活できれば,いつでも自分の幅を広げていくことができ,チャンスは何度でも目の前にやってきます。ただ,そのチャンスに気づき,生かすことができるかどうかは,それまでとそのときの心の持ちようによります。また,どんなチャンスのつかみ方をするかで,身についていくものが違ってきます。

 先ほど,新入生に「本気の千秋中」を実現するために,学習・生活・人との関わりにおいて,「自ら,ともに,互いに」の三つを心がけようと話をしました。

 この1年間の始めにあたり,ここでは,より具体的に考えてみたいと思います。
 言うまでもなく。この三つの言葉の次には「何々(を)する」が続きます。身に付けたことの実行にあたっては「何々(が)できる」,その過程の態度の場合は「何々(を)しようとする」となります。学校では,この三つの視点でみなさんを評価し,先生たちは何をどのように伸ばすかを日々考えています。

 さて,ここからが今日の課題です。
まずは,「自ら」○○,「共に」○○に,例えば「勉強(学習)をする」を入れてみましょう。どんな行為・行動,姿が想像できるでしょうか。次に「係の仕事をする」や「清掃に取り組む」を入れてみましょう。

 学校生活や社会生活では,「自ら」の意志があってはじめて,粘り強く取り組めたり,あきらめずに取り組み続けられたりすることがたくさんあります。「共に」取り組むことで,安心したり,責任や役割を感じたりすることがたくさんあります。

 最後の一つの「互いに」○○には,何を入れることができるでしょうか。一つ目の「自ら」二つ目の「共に」を意識して学習や生活をする中,行事やその準備に取り組む中で,きっと見つかっていくはずです。どんな答えが自分の中にわき上がってきたかは,どこかでみなさんに聞いてみたいと思います。

 みなさんが,千秋中学校で一日一日を過ごす中で,まず「自ら」「ともに」「互いに」自分の命,他人の命を大切にして,人としての力,未来を生き抜く力を身につけていくことを願い,式辞といたします。

令和4年4月7日 一宮市立千秋中学校長 内田 正弥