4月7日(木) 始業式・式辞(抜粋)
- 公開日
- 2022/04/07
- 更新日
- 2022/04/07
人権教育・いじめ対策
2.3年生の皆さん、進級おめでとうございます。
今年度は1年生73名、2年生81名、3年生96名の250名でスタートします。
皆さんは今、緊張と期待で胸がいっぱいだと思います。人生には緊張感を持って臨む場面がたくさんあります。緊張するから人間は成長します。どうか今の新鮮な気持ちを大切にしてください。
今日は、一学期のスタートにあたり、二つのことをお願いします。
一つ目は、「命」を大切にしてほしいということです。
今、ウクライナでは戦争が起きています。なんの罪もない一般の方が多く亡くなっています。この戦争の報道を見ていて、平和で「命」があり、「健康」である自分に感謝し、自分を成長させてほしいということです。また、コロナもそうです。だれでも、いつでも、どこでも、感染してしまう可能性があります。「自分だけは大丈夫」と言える人はこの世の中に誰一人いません。自分と自分の周りの大切な人の「命」と「健康」を守るために強い気持ちと行動が必要です。
誰かを傷つけたり、傷ついている人を見過ごしたりしてはいませんか。いじめや嫌がらせ、からかいはないですか。これらはどんな理由があれ、絶対に許されないことです。一人で悩んでいる人はいませんか。自分で抱え込まず北方中学校の先生方に相談してください。
命は大切で、かけがえのないものです。失ってしまったら取り返しがつかないものです。そして、「いじめ」はどんな理由があれ、絶対に許されません。
二つ目は、「心」を大切にしてほしいということです。
困難な状況であればあるほど、自分が強い気持ちをもつことと、他の人に対する心配りが必要だと思います。学校生活が再開されますが、今年も、校内での生活や授業、部活動などには、多くの制限がかかるかもしれません。授業の形も今までとは異なるところも出てきますが、集中力を持って臨んでください。
これから始まる一年は、また先の見えない一年になると思います。命と健康を大切にし、人を思いやり、助け合って、一緒にこの困難を乗り越え、素晴らしい学級・学年・学校をつくってくれることを期待して、始業のことばとします。
令和4年4月7日
一宮市立北方中学校長 坂部 浩幸