7月9日(土) 女子バレー部 西尾張出場決定!
- 公開日
- 2022/07/09
- 更新日
- 2022/07/09
部活動
ピ〜〜ッ!
マッチポイントが決まった笛が鳴り、選手たちの笑顔がはじけました。それは西尾張大会への切符をつかんだ歓喜の瞬間でした。
バレーボール市大会2日目。いちのみや中央プラザで決勝トーナメントが行われました。西成中の初戦の相手は西成東部中です。奇しくも1年前、同じ会場で1つ上の先輩たちが勝負を挑んだ相手でした。
相手チームには、前衛はもちろん、後衛に回っても強力なスパイクを打ち込むエースアタッカーがおり、波に乗ると手がつけられない手強い相手です。その対策として、選手たちは今日に至るまでブロックやディグのポジショニングを何度も確認しました。また、サーブのねらいどころを絞り、エースに自由にスパイクを打たせない攻め方も考えました。
第1セット目。西成中は第4シード校のため、これが今日の初めての試合でした。その影響か、プレーに固さが見られ、序盤ではこちらのサーブはコートの枠内をなかなか捉えることができませんでした。
その一方で、西成東部中はすでに1試合勝ち抜いて臨んでいる試合です。会場にも慣れ、相手のエースはしっかりとスパイクを打ち込んでくるという苦しい展開となりました。
何度も引き離されそうになりながらも、必死に勝機をうかがう選手たち。その我慢強さが終盤に実を結びました。こちらのサーブが良いコースへ決まり始めたのをきっかけに、相手エースの攻撃力を削ぐ展開に持ち込むことができました。一気に攻勢をかけ、良い形でセットを取ることができました。
続く第2セット。1セット目と同様、序盤は主導権を握られる展開となりました。しかし、自分たちが一番得意とするローテーションに回るまで、チーム全員で声を掛け合い、お互いを支え続けました。そして、中盤では自分たちのストロングポイントを十分に発揮し、大きく点差を広げることができました。
ただ、西成東部中も最後の夏にかける思いは本物で、その気持ちの強さに感銘を受けました。どんなに引き離されようとも、最後まで決してあきらめない西成東部中の選手たち。終盤にかけて猛攻を仕掛けられ、点差を縮めてきました。
勝負の山はやはり終盤の攻防でした。相手の攻撃を必死にしのぎながら、両エースにスパイクを託す西成中の選手たち。そのつなぎの力は、まさしく今まで積み重ねた練習の賜物だと感じました。
ベンチや応援席から大きな声援を送り続けた部員たちの思いも、コート内の選手の背中を後押ししました。また、ケガをしたチームメイトのために、来週の準決・決勝に向けて、最高の舞台を整えようとする選手たちの思いも、今日のこの結果につながったのだと思います。
来週の準決勝の相手は丹陽中です。西尾張新人戦では県大会出場権をかけて戦いましたが、悔しくも涙をのんだ相手です。その雪辱を果たすべく、全力で挑みたいと思います。
またこの1週間、そのひりつく勝負さえ楽しむことができる気持ちを高めていきたいと思います。
応援に駆けつけてくださった保護者の皆様、温かくも熱い声援を送っていただき、本当にありがとうございました。来週も引き続き、選手の送り出しや応援をよろしくお願いします。