中部中日記

4月2日(土)お花見の起源  (校長先生より)

公開日
2022/04/02
更新日
2022/04/02

校長室

 桜が満開の頃になると、お花見をする人が多くいますね。今は新型コロナウイルスの感染拡大が心配されるため、お花見も自粛が呼び掛けられています。
中中生のみんなさんは、お花見の起源を知っていますか。
昔の農民は、お米を作る田んぼに「田の神様」がいると考えていたようです。田の神様は、寒い冬の間は山へ行き、あたたかい春になると、農民たちが住んでいる村へ帰ってくると信じられていました。そして、春になって桜がさくと、農民たちは「田の神様が帰ってきた」と考え、桜の木のまわりに集まり、田の神様におもてなしをしたことが、お花見のはじまりといわれているそうです。でも、そのころのお花見は、いまのようなお花見とはちがって、「お米がたくさんできますように」という「おいのり」のようなものだったといわれています。
また、桜のさき具合によって、その年にお米がどのくらいできるのかをうらなったり、「悪いことが起きないように」と「厄除け(やくよけ)」をしたりしていたともいわれています。中中の校庭のソメイヨシノの桜もきれいに咲いています。登校したときに、桜の花を楽しんでくださいね。(写真は、学校の桜ではなく、自宅近所の桜です。)