6月17日(木)NIE新聞活用「ウケる数学」(中日新聞) (校長先生より)
- 公開日
- 2021/06/17
- 更新日
- 2021/06/17
校長室
2021年6月13日(日)の中日新聞朝刊に興味深い記事が掲載されたので紹介します。
新幹線の座席配置における数学的に面白い性質についてです。
記事は、「ウケる数学」の「新幹線 絶妙な座席配置」というものです。
一般的な新幹線の座席配置は、通路をはさんで2列と3列。左右対称ではなくバランスが悪いと思う人もいるかもしれません。ですが、実は数学的に面白いことが起きているのです。
たとえば2人で乗車するとき。3列席を予約すると、隣に知らない人が座る可能性があります。2列席ならその心配はなくなります。3人の場合は3列席でぴったりです。4人だと2列席を前後2組予約すれば大丈夫。5人は2列席と3列席、6人なら2列席3組か3列席2組のどちらかを予約すればよいのです。7人以上も試してみましょう。
このように、何人であっても知らない人が隣に座ることがない、というのが新幹線の座席配置における数学的に面白い性質です。
最後に、1人の場合はどうでしょうか。残念ながら知らない人と隣り合わせる可能性は高いです。これは運に任せるしかないのでしょう。
(日本お笑い数学教会副会長)
中中生のみなさん。7人以上の場合も考えてみてください。