5月17日(月)集会での校長先生のお話
- 公開日
- 2021/05/17
- 更新日
- 2021/05/17
校長室
本日集会で校長先生のお話がありました。校長先生のお話の概要を紹介します。
<校長先生のお話の概要>
5月に入って新型コロナウイルの感染が再び広がってきて、愛知県には緊急事態宣言が出される事態になった。緊急事態宣言は5月末までとなっているが、今の感染状況をみるとそれもどうなるかはわからない状況である。
今流行してきている変異ウイルスは感染力が強く、10代の若い人にも感染してしまうので、みんなも本当に注意をしなければいけない。検温やマスクの着用、手洗いや消毒などの感染対策をしっかりと意識して日常生活をしていくことが必要である。ワクチンも間に合わない今の状況では、自分自身がしっかりと意識して感染対策をしていくしかないので、ぜひ高い意識を持って感染防止対策をお願いしたい。
今回の緊急事態宣言で、修学旅行やキャンプにも大きな影響があったが、今は何とか別の日に延期をして実施できるように調整をしているところである。いろいろなことがしっかりと決まってきたところで、みんなに伝えていきたいと考えている。
さて、今はちょうどテスト週間で、みんなは毎日テストに向けて勉強を進めていることと思う。
自分自身を振り返っても、中学生や高校生の頃にはテストの結果があまりにも悪くてショックを受けたことも多々あるし、「自分がもっと頭が良かったらよかったのになあ」と何度思ったかわからない。
きっとみんなも「勉強をどこから手をつけていいかわからない」「覚えることが多くて覚えきれない」「どうやって勉強して良いのかわからない」と思ったことが一度はあるのではないだろうか。
自分はもう30年以上も教師をやってきているのだが、長年教えてきた生徒たちを見ていてわかってきたことがある。それは、勉強で成果をあげている生徒たちは、知能指数が高いから成果が上がっているというよりは、「勉強のやり方・方法」と「継続する力」や「やりきる力」が優れているから成果を上げているのではないかということである。
「自分は頭が悪いから成績は上がらないんだ」と決めつけてしまわないで、もう一度自分自身の勉強の仕方を見直してみるとよいと思う。
3年生には進路説明会で紹介をしたが、自分が最近読んだ本で「『夢を叶えるための勉強法』鈴木光著(カドカワ)」は、中学生や高校生が勉強で成果を上げるためのノウハウがとてもわかりやすく書かれていた。
例えば、目標について勉強は3つのレベルの目標を決めることから始めるとよいとあった。
3つのレベルの目標とは、数年単位の「大目標」、その達成に必要な数ヶ月単位の「中目標」、細かな確認のための数日・数週間単位の「小目標」である。
「大目標」が決まると勉強の方向性が決まる。「中目標」が決まると勉強の内容が決まる。「小目標」が決まると勉強のペースが決まる。
このように3つの目標を決めることで、いつまでに何をどのペースでやっていくのかが見えてくると著者の鈴木光さんは言っている。
その他にも、勉強の仕方について大いに参考になった。朝読書の時間にぜひ読んでみてほしい。
最近「ドラゴン桜」というドラマが日曜日の9時から放送されている。阿部 寛さん主演で、長澤まさみさんも出ている。勉強で落ちこぼれた生徒を東大に合格させてしまうというお話である。みんなの中で、見ている人はどれくらいいるのだろう? (挙手 多数)
主演の阿部寛さんが新聞に次のようなコメントを載せていた。
<「ドラゴン桜」で主演をつとめる阿部 寛さんのことば>
「どんな状況でも、誰にでも、道は開かれている。夢を諦めないでほしい」
阿部さんは、「自分には無理」とか「自分にできるわけがない」というように決めつけることがよくないといっている。どんな状況でも、誰にでも道は開かれているのである。
中中生のみんなも、勉強の方法を少し変えるだけで現状が大きく改善することがたくさんある。自分にあった勉強の方法を確立し、努力を継続していってほしい。阿部寛さんが言っているように、誰にでも道は開かれているので、諦めずにがんばりを継続してほしい。