中部中日記

4月29日(水・祝) 今日の故事成語は「水魚の交わり」です

公開日
2026/04/29
更新日
2026/04/29

校長室

今日は「昭和の日」で学校はお休みです。これから生徒の情報はあまり発信できない日を使って、中学生にお勧めの「故事成語」や「ことわざ」、「心をささえてくれる言葉」などを紹介していきたいと思います。どんな意味があるのかな?と予想しながら読んで、家族の団らんの話題に加えていただけるとうれしいです。


【水魚の交わり(すいぎょのまじわり)】

みなさんには、一緒にいると「自分らしくいられる」「お互いに高め合える」そんな大切な存在はいますか?

今日は、切っても切れないほど深く、かけがえのない人間関係を表す「水魚の交わり」を紹介します。


💧 どんな意味?

意味:魚と水のように、決して離れられない非常に親密な間柄。


魚にとって水がないと生きられないように、お互いがいなくてはならない存在であること。「親友」や「理想のパートナー」を指す、とても美しく深い絆を表す言葉です。


📜 由来は、三国志の英雄たちの絆

三国志で有名な劉備(りゅうび)と諸葛亮(しょかつりょう・孔明)の物語が由来です。

もともと名高かった諸葛亮を仲間にした劉備は、彼と非常に仲良くなりました。周りの家臣たちが「なぜそこまで彼を大切にするのか?」と不思議がると、劉備はこう言いました。


「私にとって孔明は、魚にとっての水のようなものだ。水がなければ魚は生きていけない。」


この言葉に、二人は深い信頼で結ばれていることを悟ったといいます。


✨ あなたの周りの「水と魚」を見つけよう

この言葉は、ただ仲が良いだけでなく、「お互いに足りないものを補い合い、なくてはならない存在になる」という深い尊敬の念が含まれています。


◆チームの仲間:

「自分はこのポジション、あなたはそこ」と役割を認め合い、お互いの強みを引き出し合う関係。それはチームを最強にします。


◆親友:

何も言わなくても分かり合えたり、辛い時に支え合えたりする関係。


◆自分と「何か」:

人だけではありません。例えば「自分と趣味」や「自分とスポーツ」のように、それがないと自分が自分らしくいられないような、没頭できるものも、ある意味での「水魚の交わり」と言えます。


🌟 絆を深めるためのヒント

「水魚の交わり」のような関係は、一朝一夕にはできません。日々の小さな積み重ねが大切です。


◆相手を尊重する: どんなに親しくても、相手の考えを尊重すること。


◆感謝を伝える: 「いてくれて助かった」「いつもありがとう」と素直に言葉にすること。


もし今、あなたのそばに「この人といると心強いな」と思える相手がいるなら、その関係をぜひ大切に育ててくださいね。お互いに「水と魚」のような存在になれたら、これからの学校生活はもっともっと豊かで楽しいものになりますよ!