学校日記

3月22日 修了式 式辞(「校長室」より)

公開日
2019/03/22
更新日
2019/03/22

校長室

 まず、修了式の式辞をお話する前に、みなさんにお礼を言いたいと思います。1年生から5年生までの皆さん、特に、5年生のみなさんは準備と運営の中心となって卒業生を送る会に向けて、ありがとうの気持ちを込めてがんばってくれました。そして、4年生から5年生のみなさん、おとといの卒業式では、背筋を伸ばし大きな声、気持ちのこもった歌で、28名の卒業生を立派に送り出すことができました。校歌斉唱では、体育館が揺れるほどの大きな声で校歌を歌いました。先生は、心が震えて涙がこぼれ、校歌の1番は歌えないほどでした。卒業式の態度、本当に立派でした。こんなに立派に卒業式を作ってくれたみなさん、きっと1年後の卒業式もすばらしい式になると思いました。
 送る会、そして卒業式という一連の卒業関連の行事の中にいて、先生は、この朝日西小学校が一つの「家族」のように思えました。本当に温かい心いっぱいをありがとう。

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 先ほど、修了証を代表の人に渡しました。教室に戻ってから、一人ずつ担任の先生から受け取ってもらいます。
 この「しゅうりょう」は、3年生で習う「終わり」ではなく、5年生で習う「修める」の「しゅう」を用いた「修了」と言います。これは、ただ「終わりました」という意味ではなく、「この一年で、様々なことを勉強し、勉強したことをきちんと身につけました」という意味です。ですので、この一年間をがんばり、次の学年もがんばってくれるだろう、という人に与えられるのが「修了証」です。

 さて、平成30年度のスタート、4月の始業式に、「竹」のお話をしたことを覚えていますか?節目をもつ植物に「竹」があります。竹は、1日に1メートル以上成長することもある成長の早い植物です。しかし、ただ上へ上へと伸びたのでは、自分自身を支えきれません。そこで、自分を支えるために「節目」があるのです。同じように、私たちも、「節目」があるから力強く成長します。というお話でした。
 今日修了式の日、1年間が終わり大きな節目の時を迎えました。4月からの一年間、皆さんは、本当に様々なことに頑張って取り組んできました。できるようになったこと、がんばったこと、時には先生に叱られたこともあったかもしれません。そうして、多くのことを学び、そして、心も体も、随分と成長し、学んだこと全てを自分の力に変えてきました。
 4月から、学年が一つ上がります。この節目を土台に、次はこんなことがんばろう、挑戦しようという目標を見つけてほしいと思います。

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 さて、明日から春休みです。宿題はあまりでない春休みですが、自分で苦手な部分を勉強したり、片付けをしっかりして4月に備えたり、得意な分野を伸ばすための行動をしたり、美術館や博物館等に出かけて知識を深めたり…と、目的をもって過ごしてほしいと思います。時間は、平等のようで、その人の使い方で大きく差が生じるものです。

 では、4月8日の始業式には、全員が元気な顔を見せてください。これが、校長先生からの君たちへの春休みの宿題です。

 それでは、春休みも事故なく健康に過ごし、新年度も「命を大切に 命を輝かせて」がんばりましょう。

 どこにいても先生は、朝西っ子の健康と活躍をずっと祈っています。

  ♪また会う日まで また会う日まで
       さようなら ありがとう♪♪