11月30日(月)人権週間によせて
- 公開日
- 2020/11/30
- 更新日
- 2020/11/30
豊かな心
皆さんも先生方も私も、この世にたった一人。みんなかけがえのない存在です。その、私たち人間がこの世に生まれてこられる確率は、なんと1400兆分の1。1400兆人のうちの一人としてこの世に生まれてきました。「奇跡」のような確率です。
そんな一人一人が集まって、この浅野小学校で、一緒に勉強したり、運動したり、遊んだり、時にけんかをしたりすることは、何かしら非常に尊いことにも思えてきます。
今年のアイアイメッセージ(毎日小学生新聞)で、文部科学大臣賞を取った、ある6年生の作文に、
「親友のりなちゃん、あきなちゃんへ」
りなちゃん、あきなちゃんと帰り際に交わす「また明日」。どんな時も私に明日への希望をくれた言葉。コロナウィルスが世界を変えてしまった。当たり前だったことができなくなった。そんな今を言葉の魔法で乗り越えよう。これからも大切な人と「また明日」と言えるよう、優しい言葉で励まし合おう。
「さようなら」「バイバイ」「また明日」・・・・・
今私たちは、この言葉を、出会うことさえ奇跡に近い、不思議な確率の友達と毎日呼吸をするように交わしています。これからコロナウィルスの感染拡大の状況によっては、それも難しい状況になるかもしれません。
でも、どんな状況になっても、言えることがあります。
一人一人が大事な子、どの子も一人一人が「かけがえのない存在」。一人一人考えも行動も言葉も受け止め方もみんな違います。違って当たり前です。でも、みんな違うのに一つだけ同じ気持ちを持っています。「みんなどの子も気持ちよく楽しく生活したい」ということです。そのために、
・自分を大事にしましょう。きちんと自分の気持ちを相手に伝えましょう。その時の伝え方も、ゆっくり呼吸をして考えてから伝えましょう。
・自分がされて嫌だな、つらいなと思うことは相手にしないようにしましょう。
・つらいなと思うことは、周りの誰でもよいので、必ず伝え相談しましょう。
大切な自分と、大切なみんなとが、「また明日ね」と言い合えるように、優しい言葉、優しい気持ちで励まし合える浅野小学校であってほしいと思います。