題【疑問をもって中学生に】

小学校生活６年間を振り返るとたくさんの思い出があるが、その中で大切にしたい言葉は「疑問をもつことは良いことです」である。これは、博物館の学芸員さんがぼくに言った言葉だ。

夏休みにぼくは、宿題の自由研究の資料を探しに博物館へ行った。そして、博物館の学芸員さんにインタビューすることにした。最後の質問で学芸員さんは、「君は来年から中学生だから、たくさん疑問をもとう。疑問をもつことは良いことですよ」と言った。博物館からの帰り、ぼくは学芸員さんが言った言葉について考えた。「疑問をもつこととは何だろうか。」「考えるとは何だろうか。」と。例えば、親に「宿題をしなさい。」と言われたとき、「何でしなくちゃいけないんだろう。」と思ったことはない。だが、算数の授業のときは「なぜこんな式になるんだろう。」と思ったことがあった。この2つには何か違う点があるのだろうか。そしてぼくは、「疑問をもつということはその疑問をふみ台にして解決する大切なものだ。」という答えにたどり着いた。

4月からついに中学生になる。中学生になったら勉強も難しくなり、部活動も始まり、疑問をもつことが増えるだろう。そのときは、この経験を思い出して学校生活を楽しんでいきたい。