学校日記

4月7日(木)入学式 式辞 〜校長室より〜

公開日
2022/04/08
更新日
2022/04/08

Diary

入学式 式辞

明るく光り輝く春爛漫のこの佳き日、94名の新入生を迎え、入学式を挙行できますことを心より感謝し、お祝い申し上げます。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。みなさんの尾西第二中学校での新しい生活が始まりました。そして、大人に向けての第一歩を踏み出しました。今の皆さんの心は、きっと不安からくるドキドキ感と期待のワクワク感が入り交ざっていることでしょう。しかし、皆さんの目は、とてもきらきらと輝いています。中学校3年間で、もっと自分を磨き、さらに輝きを増していきましょう。
その輝きを増すために、三つのことをお話しします。 

一つ目。新しい自分を発見しましょう。
中学校は、集団生活の中で、将来にわたって生きていくために大切なことを学び、準備する場です。豊かでたくましい「生きる力」を身につけてもらいたいと思います。そのためには、学習の知識からだけでなく、友達や周りの人との関係を通して、自分自身をしっかりと見つめ、自分のことをよく知りましょう。自分の得意なこと、苦手なことなど、自分の中に、これまで知らなかった新しい自分を発見してください。
それは、大きな喜びと自信につながります。また、自分と同じように、新しく出会う友達も、大きく成長します。お互いに良さを学びあいましょう。

二つ目です。
この尾西二中は、「時を守り、場を清め、礼を正す」を目標とし、規律ある行動を目指しています。
時を守る:これは、時間、期日を守ること。時間を守ることは、相手への尊重につながります。
場を清める:掃除です。汚いところだけでなく、奇麗な所も常に掃除をする。掃除は、心を磨きます。そして、自分の身の回りや、みんなが使うものを整理整頓する。きちんと物が、整った場所は、心が落ち着き、じっくりと物事に向かうことができます。机やロッカーの中、下駄箱のくつをまずは意識してみましょう。
礼を正す:挨拶・返事をしっかりするということです。相手に心を開き、より良い人間関係を築けるようにしましょう。
この三つの言葉に通じるものは、相手を思いやる・相手をうやまう気持ちです。先輩たちは「小さいことほど丁寧に、当たり前のことほど真剣に」という姿勢で、こつこつと努力しています。みなさんも、二中生としての誇りをもてるようにしていきましょう。

三つ目は、夢や目標に向かってチャレンジすることです。
まだ、記憶に新しい北京オリンピックで見事金メダルに輝いたスノーボードの平野あゆむ選手。彼は、現在23歳で、15歳で初めてオリンピックに出場し、銀メダル獲得。日本人選手として史上最年少の冬のオリンピックメダリストとなりました。その次のオリンピックにも出場し、2大会連続銀メダルを獲得。その後、彼は、スケートボードとの二刀流に挑戦し、夏の東京オリンピック出場も果たしました。そして、この前の北京で見事金メダルを獲得しました。この快挙達成の裏には、異常といえるほどの練習だけでなく、あえて厳しい挑戦や難しい選択をしてきた彼の信念がありました。
「何事にも限界があると思っているが、限界を見続けることによって、その先が見えてくることもある。厳しい挑戦の重りが感じなくなるところまでいくと、自分の成長とともにワクワク感が生まれる」「これからも自分らしく、ほかの人がチャレンジしていないことにチャレンジしていきたい」というのが彼の信念です。
「念ずれば、花開く」という言葉があります。何事も一生懸命に祈るように努力すれば、自ら道は開ける、夢や目標が叶うという意味です。
みなさん、自分の可能性を信じて、たくさんチャレンジしていきましょう。

最後になりましたが、保護者の皆様、お子さまのご入学、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
私を含め全教職員が一丸となり、お子さまを大きく伸ばしたいと考えています。そのためには保護者の皆様の協力がなくてはなりません。保護者の皆様と教職員が手を携え、子どもたちの成長を温かく見守っていきたいと思います。保護者の皆様の今後のさらなるご支援・ご協力をお願いして、式辞とさせていただきます。