2月28日(火)集会にて
- 公開日
- 2023/02/28
- 更新日
- 2023/02/28
校長室から
本日の集会は,卓球部,一宮市体育優秀表彰,福祉善行児童生徒表彰の伝達を行いました。
生徒指導からの話の中では,廊下歩行について考えさせる場面を学級でつくりました。地域を歩くことや自転車で通行することと学校内での廊下歩行にはともに,周囲へ配慮するため,互いの安全を保つためにルールやマナーがあることを確認することができました。
校長からの話は以下の通りです。
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1・2年生は学年末テストを終え,3年生は公立高校一般選抜を終えました。
ここまでの一日一日は,皆さんにとって,これらの日や節目を迎えるためのとても大事な日でした。これまでもお話ししているように,これらの日や節目は通過点です。次の起点となります。そこまでに自分が何をどれくらい身につけたか。どうやって身につけてきたかが,自分の物事への向かう気持ちをつくります。そして,その日を迎えたとき,それまでの全力をだせるかどうかは,その気持ちによって決まってきます。
「人は思い描いた通りの自分になる」といいます。
学びについても,知った喜び,考えた楽しさとともに記憶すれば,それは自分自身のものとなります。一方,与えられて,ただこなしただけでは自分のものにはなりませんし,記憶にとどめることも難しいでしょう。
「学び得たことに自分を置くこと」が大切です。できれば,人とのかかわりも置いてほしいと思います。
例えば,1年生数学で高度が上がると平地より気温が下がる関係について学習します。
ただ単に,数量や関係を表す式を知り,それを用いて代入して,ある高度の気温を求めるだけでは,あまり意味を見いだせません。
しかし,自分が山登りをするときのことを考えてみると,服装や装備などにつながる情報となります。さらに,家族や友達と登ることを想像すると,どんな言葉かけや気遣いが必要かを考えるきっかけとなります。
学んだことへの自分なりの意味づけをし,迎える通過点を次への起点となるようにして,その後の学習やその方法を自分で探り続ける中でやめないことが大切です。
立春,雨水と過ぎ,まもなく暦の上では卒業式前日が啓蟄です。
徐々に暖かくなってきていますが,病気やけがに注意し,年度末のまとめに自ら向かい,共に伸ばし合い,互いに関係を深めて,次年度への準備を進めていきましょう。