1月10日(火)3学期が始まりました
- 公開日
- 2023/01/10
- 更新日
- 2023/01/17
校長室から
3学期始業式を行いました。
生徒指導からは,うさぎ年にちなんで「ウサギとカメ」の話で,どこを何を見て毎日を過ごすかという話がありました。
安全指導からは,余裕をもった登校,登下校時の交通ルールと地域や周囲への配慮について話がありました。
校長からの話は以下の通りです。
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あけましておめでとうございます。
年を越して,これまでの自分を受け入れつつ,新しい自分に出会うための気持ちを整えたでしょうか。
年明けには,恒例の箱根駅伝が行われました。優勝した駒澤大学は大学駅伝3冠というすばらしい結果を残すとともに目標を達成しました。
箱根駅伝は,本選に20の大学と関東学生連合チームが出場しました。選手の中には,満足のいく結果を出せた選手も,思うような結果を出せなかった選手もいます。それぞれに数々のドラマがありました。
さて,ここでおそらく見えなかったものを見てみましょう。本選出場の昨年シード10校以外の参加10校は,予選会で決まりました。予選会には,43の大学が出場し,10の枠を争いました。また,予選会に出場した大学に入学して駅伝に取り組みたかったが入学できなかった,入学しなかった陸上競技者もいるはずです。中学や高校で,箱根を走る力を持ちながらも別の進路を選択した者もいるはずです。
そうです。人生は自分の選択によって,決まっていくのです。選択肢は選ぶ時点でのそれまでの自分の足跡そのものです。
箱根に届いた者,箱根を目指した者,箱根をあきらめた者,箱根とのかかわりを断った者,区間賞を取った者,タスキをつなげなかった者,タスキを受け取れなかった者など,
目に見える200人のほかにも,さまざまな人たちの努力と選択,結果があったのです。
でもそれは,その時点での結果であり,変えられません。
変えられるのは結果をどう受け止めるかです。そしてどんな自分になるかです。
令和5年を迎え、令和4年度の残り3か月弱,一つ一つの結果を、「自ら」希望のある強い気持ちで受け止め,目標は違ってもチームとして「共に」進み,「互いに」寄り添い,励まし合って,同じ時間を過ごしていきたいものです。
他人の目に見えなくても,自分は必ず知っている。
点としての結果は出なかったとしても,それまでの線はつながっている。
誰もが自分を見失いそうになるときがある。そんなときに家族や友達,先生がいる。
千秋中で過ごす毎日の一瞬一瞬で、誇れる選択をしていきましょう。
自他ともに,体調管理,安全に気を付け,誰も傷つけない選択をしていきましょう。