学校日記

2月29日(木) 1年生 澄む風  vol.14

公開日
2024/02/29
更新日
2024/02/29

1年生

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       “青から群青へ”

来月9日の1年生保護者会で披露する合唱曲「群青」
予餞会準備に並行し、今「群青」の練習に励んでいる

言うまでもなく、合唱曲「群青」は、東日本大震災が発生した2010年度に福島県南相馬市立小高中学校に入学した生徒たちが、2年後の卒業時に先生と共に創り上げた歌である。震災および原発事故に伴い友を亡くし、あるいは散り散りに暮らさねばならなくなった悲痛さを想うだけで涙が出るのに、中学生が実体験を生の言葉で綴り生み出した歌詞の世界、希望をもって立ち上がる彼らの心情を想えば、聴くだけで涙腺が崩壊する名曲。

「群青」は私たち1年生の学年目標
同じ時期に、同じ場所で生活している私たち
共に過ごし、共に成長する願いを込めた目標

私たちの学年カラーは青
群青色は、青が群れ集まるの意味に由来する紫を帯びた濃く鮮やかな青色、空や海の青を描くために先人たちが恋焦がれた青色。英語ではウルトラマリンブルー・・海(マリン) を越えてきた(ウルトラ)青色。青には、青白い、真っ青などネガティブなイメージもあるが、青には、空、海、花など鮮やかさ、深さ、伸びやかな広がりがある。

今は純粋な青色。純なるがゆえに深みは足りないかもしれない。幼さゆえに失敗し、経験不足が見られるかもしれない。人生は試行錯誤、ここに濃く鮮やかな経験を加え、徐々に、着実に成長していきたい。希望をもって挑み続け、青を深みのある群青に成長させたい。純粋な青と、深みを加えた群青、それを繋ぐ直向きな挑戦の歩み。群青こそ私たちがめざす目標であり、成長の証(あかし)。

群青を目標に掲げた私たちが、「群青」を歌える喜びをかみしめ、私たちの曲として今後も歌い継げるよう、目の前の練習に邁進したい。