2月27日(火) 1年生 澄む風 vol.13
- 公開日
- 2024/02/27
- 更新日
- 2024/02/27
1年生
“閏年の如月”
今年は4年に一度の閏年(うるうどし)
太陽暦で生じたずれを4年に一度修正する閏年。明後日の2月29日は特別感を感じる日だが、この日に誕生した人は、明後日をどんな思いで迎えるのだろう。
閏年はオリンピック開催年だが、近年は他に主要な世界大会が目白押しで、4年に一度のオリンピックの価値観が薄れている気もする。
旧暦(太陰暦)2月の別名は如月(きさらぎ)
語源として、この時期はまだまだ寒さが厳しいため更に衣を重ね着する「衣更着(きさらぎ)」が転じた説が有力のよう。ただし新暦とずれがあるので、如月の季節感も若干ずれている。今年は暖冬のせいで早々に梅の開花が各地で聞かれ、気候面のずれを感じる。寒暖の差も激しいし・・。
ネットで「如月」を引くとアニメキャラがずらりと並ぶ。和風月名には、弥生(やよい)、五月(さつき)等そのまま人名に使われるものがいくつもあり、日本人の季節感を大事にする国民性を実感する。
生徒はと見ると、重ね着する姿はあまりなく元気だなあと感心するのだが、教室内はエアコンが効いていて、文明の利器で2月の寒さを実感できないずれがあるかもしれない。
我々教員はと言えば、昨年から高校入試の日程が大幅に早まり、これまでとは異なる日程のずれを感じる。しかし卒業式を中核に据えるこの時期に行うべきことは変わらない。如何にして生徒たちの心を高めていくか、我らの腕の見せ所と気を引き締める日々。
閏年の如月に感じる特別感とずれ、おもしろき哉