学校日記

9月21日(木) 1年生 滾る思い、漲る清気  vol.6

公開日
2023/09/21
更新日
2023/09/21

1年生

       “テスト台風接近中”

「むごい教育」は、戦国時代、8歳の徳川家康(幼名:竹千代)が今川家に人質として預けられた時に、今川義元が家臣に言ったとされる言葉。
義元は、ひと目見て家康の素質を見抜き、このまま成長すれば将来自分をおびやかす存在になると考え、家来に対して「竹千代にはむごい教育をせよ」と命じた。彼の言う「むごい教育」とは、甘やかし叱らないことであり、家康の持って生まれた能力を摘み取り、将来今川家の脅威となりそうな素質をつぶすことだった。

人間は、楽をしてばかりで心身の鍛錬をしなければ成長しない。苦労したり失敗したりする過程で育つものであり、困難を乗り越えて強い心が身につき、自分に向けられた愛情に感謝する心を持つことで他者への愛情や優しさが育つもの。つまり、義元が家康に求めた「逆」を心がけることが人間の成長には大切なことなのだ。

目の前の辛さから逃げてばかりでは義元の思う壺。
家康は「むごい教育」の逆を心掛けたから未来が開けた。

では、君は義元の方針を甘受するか、それとも家康が貫いた辛抱・努力を重ねて天下を取るか。

間近に迫る中間テスト。
テストが荒れる台風にならない備えはできているか。
残る4日で真価が問われる。