3月24日(火) 見えないところに<1・2年生修了式 式辞より>
- 公開日
- 2026/03/24
- 更新日
- 2026/03/24
校長室より
修了式で、生徒に以下のように話しました。
自分のよいところを聞かれたら何と答えるだろうか。何も思い浮かばない人もいると思うが、他の人と比べずに、自分の中だけで考えてみてほしい。そして、テストの点数や大会の記録等ではない、数字や結果に表れないものを思い浮かべてほしい。すると「毎日、体調を崩さず学校に来ることができる」「お母さんを助け、家の手伝いをしている」「けんかをしても相手を許してあげられる」さらには「趣味や遊びで熱中して取り組めるものがある」など、これらは、みんな素晴らしいことである。しかし、その素晴らしさが結果として目に見えにくいので忘れがちだ。
また「遊びに熱中する」なんて、お母さんに「いつまでゲームしているの!」って叱られてばかりで、とてもいいことだとは思えないかもしれないが、「熱中できるものがある」ということは素晴らしいことである。熱中して取り組む中で、何か大切なことを学んだり、身に付けたりするからである。
私は、小中学生のころプラモデルを作ることが大好きで、小遣いの大半を注ぎ込んでいたので、母親から「また、そんなものばかり作って…。」とよく叱られた。しかしプラモデルを作っていると、作り方によって出来栄えに差ができることに気が付いた。それは、見えない内側や裏側までしっかり色を塗って作りこむと、すごく出来栄えがよくなるということだ。今はプラモデルを作ることはないが、プラモデルから教えてもらった「見えないところがとても大事で、見えないところにこそ力を入れることが大切」ということは、50年近くたった今でも自分が大切にしていることである。
そして、数字には表れない、当たり前すぎて思い浮かばない、不必要だと思ってしまうものに、人が生きていくうえで、とても大切なことが隠れているのだと思う。
みなさんの表面からは見えない部分には、どんなよさが隠れているのだろうか。これからの中学校生活で見つけ出して磨いてみてほしい。