中部中日記

7月3日(月) 学校集会「進化する自分」(校長室)

公開日
2023/07/03
更新日
2023/07/03

校長室

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 部活動の表彰式の後、校長先生からのお話がありました。
・・・「PDCAサイクル」や「OODAループ」、「CAPDOサイクル」という言葉を聞いたことはありますか。
 これらは、マネジメントサイクルともいわれ、簡単にいうと、会社などで、いい製品をつくるために、仕事の方法を効率よく改善していくことです。
 実は会社だけでなく、学校や家庭でも取り入れられているものです。
〈中略〉
 例えば、定期テストで考えてみましょう。
 まず、計画を立てる(P)→計画にしたがって勉強する(D)→結果を振り返る(C)→苦手な教科はあまり時間をかけなかった→苦手な教科を挽回する改善策(A)を立て、次のテストに生かす。というように改善するところをはっきりさせて、新しいチャレンジを繰り返していくのです。
 いろいろなサイクルがあるのは、人によって効果的な方法が違うからです。
 メジャーリーグで大活躍をしている大谷選手は、高校1年生の時に「8球団からドラフト1位で指名される」と目標を定め、それに向けて「P:計画をたてて十分な準備をし、D:トレーニングを重ね、C:その効果をチェックし、結果を整理してA:改善していく」というPDCA(Plan=計画、Do=実行、Check=評価、Action=改善)のサイクルを繰り返し、今の大活躍につなげています。自分を「分析」して弱点を見つけ、いい方向へ「改善」する努力の積み重ねが「進化する自分」につながっているのですね。
 しかし、世の中は、そんなに甘くはないので、いつもうまくいくわけではありません。それは、自分がおかれている状況がいつまでも同じとは限らないからです。学校では進級や進学があって、毎年先生やまわりの仲間、勉強する内容も変わりますし、部活動では相手も同じように練習し、進化していきます。
 ただ、周りの状況が変わっても自分なりに身につけた改善のコツはそのまま維持され、さらに生かされていきます。
〈中略〉
 「PDCAサイクル」や「OODAループ」、「CAPDOサイクル」は「自分を進化」させていくための一つの方法です。
 「また、テストか。いやだなあ」とか「また、強い学校と対戦するのか」と思っているなら、「自分に必要なもの」を分析し、「次はこれをやってみよう」と改善することを決めて、「進化する自分」の計画に組み込んでみてください。
 最後に、勉強、部活動、委員会や係活動、学校行事、習い事など、どういった場面で、この話を生かすかはみなさんのやる気次第です。先生方やお家の方からいただいたアドバイスと合わせて、自分を伸ばす方法を見つけていってください。