中部中日記

9月20日(火) 本日の学校集会 校長先生のお話

公開日
2022/09/20
更新日
2022/09/20

校長室

本日、学校集会があり、校長先生のお話がありましたので、概要を紹介します。

<校長先生のお話の概要>

 2学期がスタートして、もう20日が経ちました。コロナウイルスの感染拡大がなかなか収束せず、また異常な暑さで熱中症の心配もあって、不自由な学校生活が続いています。
そんななかでも学校生活をきちんきちんと進めてくれている姿、そして体育祭の練習に一生懸命取り組んでいる姿にすばらしいなあと心を打たれます。
体育祭では、中中生一人ひとりがそれぞれ目標を持って臨んでほしいと思います。目標達成に向けて全力でやりきった時には、自分自身大きな達成感が得られると思いますし、体育祭を見に来てくださった保護者の方々を感動させることができると思います。
中中生の持てる力を発揮した素晴らしい体育祭になることを期待しています。

さて、2学期の始業式で「脳」についてのお話をしました。そのとき東京大学の池谷裕二(いけがや ゆうじ)先生の本を紹介しました。池谷裕二先生の本を3種類図書館に入れました。
「受験脳の作り方」(新潮文庫)・・・中3や高3の受験生にピッタリ
「勉強脳の作り方」(日本図書センター)・・・中学生・高校生レベル程度 
「勉強脳の作り方」(日本図書センター)・・・小学生・中学生レベル程度 
ぜひ読んで自分の勉強の参考にしてほしいと思います。

 これらの本の内容の中から、今日は「やる気」についてのお話をします。「なんか今日はやる気が出ないなあ」と思うことは誰にでもあると思います。
どんなにすごい覚え方を知っていても、スケジュールをしっかりと立てても、やる気が起きなかったら意味がありませんね。そんな時は、やる気が起きるまで、ただ待つしかないのでしょうか。どうもそうではないようです。
 やる気は、脳の真ん中あたりにある「側坐核(そくざかく)」というところで作られているそうです。この「側坐核」は、じっとしていると働かなくて、体や心の動きを感じ取ると働きだすのだそうです。
 ですから、やる気が初めからないのは当たり前で、やり始めない限りやる気は出ないのだそうです。まとめると「動いているうちに、「側坐核」からだんだんとやる気が出てくる。やる気は待つのではなく、自分から迎えに行くことが大切である。」ということです。
まずはやるべきことに取り掛かってみましょう。10分くらいするとやる気が出てくるそうですよ。こちらから迎えに行かなければやる気は起きなかったのですね。

話は変わりますが、みなさんはディズニー映画の「ズートピア」を観たことがありますか。主人公はウサギのジュデイ・ホップ ズートピア警察署の警官です。
準主人公で相棒のキツネのニック・ワイルドは、人を騙す詐欺師(さぎし)でしたが、主人公ジュデイ・ホップスとの出会いのなかで運命が変わっていきます。
 このディズニー映画「ズートピア」の主題歌が「トライ・エヴリシング」です。
11月の「中中夢トーク」で、2015−2016年東京デイズニーリゾートアンバサダーをつとめた中中卒業生の先輩が講演をしてくださることになりました。その講演の演題がまさにこの「トライ・エヴリシング」です。
「まず、どんなことでもやってみよう」というのは、脳の働きからいっても大事なことなのですね。

最初の一歩を踏み出さないと、いつまで経っても状況を変えることができません。
みなさんも、自分から「やる気」を迎えに行ってくださいね。

以上でお話を終わります。