中部中日記

8月2日(火)「オミナエシ」の花(校長先生より)

公開日
2022/08/02
更新日
2022/08/02

校長室

  • 5459895.jpg
  • 5459896.jpg
  • 5459897.jpg

https://ichinomiya.schoolweb.ne.jp/2320059/blog_img/76804441?tm=20250206144114

https://ichinomiya.schoolweb.ne.jp/2320059/blog_img/76811020?tm=20250206144114

https://ichinomiya.schoolweb.ne.jp/2320059/blog_img/76816388?tm=20250206144114

中部中の職員玄関に「オミナエシ」の花を飾っていただきました。校長先生の家に植えたものが、この夏たくさんの花を咲かせました。
「オミナエシ」は、山上憶良(やまのうえのおくら)が万葉集で詠(よ)んだ「秋の七草」に数えられています。中中生のみなさんは、「秋の七草」って聞いたことがありますか。

「秋の七草」とは、萩(はぎ)・尾花(おばな)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)の7種です。

参考までに、「春の七草」は、芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)の7種。
この野菜を刻んで入れたお粥を「七草粥」といい、一年の無病息災を願って1月7日に食べられるものです。

話を「オミナエシ」に戻しますが、春に種を撒いて伸びた子株を秋に植えると60cmから100cm程まで生長し、翌年の7月頃に黄色い小さな花を房状に咲かせます。日当たりが良い草地を好むため、川の土手などで見られることが多い植物です。「オミナエシ」は宿根草なので地上部分が枯れても株自体は残り、数年間は花を採取することができるそうです。
また「オミナエシ」の花は、一斉に咲くので切り花の流通時期としては短い期間になるそうです。「オミナエシ」の花は、環境保全や絶滅危惧種などの観点から保護対象にされつつあるそうで、今は栽培により生産されるようになっているそうです。

全校出校日の時にでも、時間を見つけて「オミナエシ」の花を見てくださいね。